日本人4人目の快挙なるか「来シーズンに向けてもっともっといい状態に」
メジャーリーグの「ルーキー・オブ・ザ・イヤー(最優秀新人=新人王)」が米東部時間12日午後6時48分(日本時間13日午前8時48分)に発表される。ア・リーグはエンゼルスの大谷翔平投手、ヤンキースのミゲル・アンドゥハー内野手、グレイバー・トーレス内野手が最終候補入り。発表を前に、大谷はMLBネットワークの生中継に登場。トミー・ジョン手術後の経過について「すごく順調」と明かした。
日本人では、2001年のイチロー外野手(マリナーズ)以来17年ぶり4人目の快挙を目指す大谷。メジャー1年目の今季は打者として104試合に出場し、打率.285、22本塁打、61打点、OPS(出塁率+長打率).925、10盗塁、投手として10試合に投げ、4勝2敗、防御率3.31、51回2/3で63奪三振という成績をマークした。
シーズン終了直後に右肘靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受け、現在はリハビリ中。MLBネットワークの特番に出演した大谷は、肘に装具なども付けておらず、「僕なりにすごく順調に来ている。来シーズンに向けてもっともっといい状態に上げられるように頑張りたいなと思います」と話した。
また、オープン戦で投手として苦しんだことを聞かれると「ボールも違いますし、マウンドも多少違うので、もちろんレベルも高いんですけど、自分の調整でちょっと苦労した部分があったかなと思います」と回顧。さらに、打者としてフォームをすり足に変え、開幕直後から結果を残したことについては「キャンプ中も結果も出なかったですし、もっともっと自分が上のレベルでプレーしていくために何をしたらいいのかなと思った時に、コーチとも話して、こうしたほうがいいんじゃないかなと思って、思い切って変えました」とあらためて振り返った。
果たして、日本人4人目の快挙はなるか。新人王発表に大きな注目が集まる。
(Full-Count編集部)
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