【試合戦評】エースは俺だ。菊池投手が岸投手との初対決を制し、埼玉西武が連勝

パ・リーグ インサイト

2017.9.14(木) 00:00

2位の座を争う2位・埼玉西武と3位・楽天の直接対決第1ラウンドは主砲・中村選手の逆転3ランなどで7対3。2位・埼玉西武が制し、ゲーム差を2.5に広げた。

連勝を目指す埼玉西武の先発マウンドに上がるのはエース・菊池投手だ。楽天戦は今季6戦6勝と抜群の相性を見せており、今日もチームを勝利に導く好投が期待される。対する、楽天の先発は岸投手。現在自身5連敗中と波に乗り切れていないだけに、強力打線の古巣を抑え、7月19日以来の白星を挙げるとともに、2位浮上を狙うチームに貢献したい。

第2ラウンドの今日は初回から試合が動く。先頭の秋山選手、源田選手の連打で無死1,2塁の好機を作ると、3番・森選手が右前適時打を放ち、埼玉西武が初回から幸先良く先制に成功する。

先制を許した楽天は直後の1回裏。1死から銀次選手が敵失で出塁すると、1死1塁の場面で3番・中川選手に左中間を破る適時二塁打が飛び出し、すぐさま同点に追い付く。さらに楽天は5回裏。1死から足立選手、西田選手の安打とオコエ選手の四球で1死満塁の好機を作る。しかし、2番・銀次選手が併殺打に打ち取られ、勝ち越しの好機を生かすことができない。

エース・菊池投手が1死満塁のピンチを凌いだ埼玉西武は6回表。1死から森選手が四球で出塁し、盗塁を決めて2塁に進塁。2死2塁の好機を演出すると、5番・浅村選手が中前適時打を放つ。頼れるキャプテンの一振りで埼玉西武が2対1と勝ち越しに成功する。

1点のリードをもらった菊池投手は7回裏に3者連続三振を奪うなど、楽天打線を相手に自慢の直球を軸に抑え込む。結果的に8回を121球、被安打4、奪三振11、与四球2、失点1(自責点0)の好投を披露。9回のマウンドには守護神・増田投手が上がると、1死からウィーラー選手に二塁打を浴び、1死2塁のピンチを背負う。しかし、後続の打者をゴロアウト2つに抑え込み、試合終了。埼玉西武が2対1と息詰まる1点差ゲームを制し、楽天との2位争い直接対決に連勝。ゲーム差を3.5に広げた。

一方、敗れた楽天は先発の岸投手が8回2失点の好投を披露するものの、打線が1得点に抑え込まれ連敗を喫した。しかし、2位浮上の可能性はまだまだ残しており、次カードの千葉ロッテ戦は最低でもカード勝ち越しを狙いたい。

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