柳田悠岐選手会長、転機となった監督と選手の食事会を明かす「チーム一丸となりいい波が…」【会見全文】

パ・リーグ インサイト

2018.11.4(日) 01:20

福岡ソフトバンクホークス・柳田悠岐選手(C)PLM
福岡ソフトバンクホークス・柳田悠岐選手(C)PLM

 11月3日、マツダスタジアムで行われた福岡ソフトバンクと広島の「SMBC日本シリーズ 2018」第6戦は、2対0で福岡ソフトバンクが勝利。4連勝で2年連続9度目となる日本一の栄冠に輝いた。試合後には共同記者会見が行われ、工藤監督、柳田選手、甲斐選手が出席し、2年連続で頂点にたどり着いた喜びを語った。

以下は共同記者会見の全文。

-選手会長として迎えたシーズンで日本一を勝ち取りました。どういう思いでしょうか。

(柳田選手)苦しいシーズンでしたが、日本一という結果に終わって今はホッとしています。

-胴上げされているときはどんな思いだったのでしょうか。

(柳田選手)夜空がきれいで。心地よく、先輩方にも上げていただいて感謝の気持ちでいっぱいです。

-故郷・広島の夜空を見上げることができ、これもまた違った思いがあるのではないでしょうか。

(柳田選手)ドラフトのときにも上げていただいたのですが、それ以来だったので8年ぶりにいい思い出ができました。

-この日本シリーズは広島の投手陣に厳しい攻めにあっていたと思うのですが、プレーをしながらどのようなことを感じられておりましたでしょうか。

(柳田選手)球も強いですし、コントロールも良かったので、打つのは難しいなと思っていました。前の打者がチャンスを作ってくれたので、楽に打席に入ることができて打点もつけることができました。どんな形でも塁に出ることができれば後ろの打者がしっかりと返してくれて得点も挙げることができました。チームメートのおかげで日本一になれました。

-第5戦のサヨナラホームランが印象に残っているのですが、あのシーンを振り返っていかがですか。

(柳田選手)いい感じにできたのはあそこのシーンだけでしたが、4勝のうち1勝分の活躍ができたので、少しでもチームに貢献できてよかったと思います。

-内川選手が送りバントをしたシーンがあり、チーム全体で内川選手を迎えていた雰囲気が印象的でした。チームとしてはこの日本シリーズはどんな雰囲気で戦っていたのでしょうか。

(柳田選手)内川さんほどの打者でもチームバッティングに徹して、チームの雰囲気が良くなりました。監督さんが言われたように、松田さんも試合に出られなくてもロッカーでバッティングのことを考えていました。そういう姿を見ていましたし、グラウンドでは常に声を出して僕らを鼓舞してくれていました。そういう先輩方を見てやらないといけないなという気持ちになりました。

-このチームの強さは選手会長から見てどこにあると感じていますか。

(柳田選手)がむしゃらにどうしたら勝てるかということを皆が考えて、チームで束になり相手に向かっていけるところかなと思います。

-セ・リーグ3連覇の広島と対戦していてどのように感じていましたか。

(柳田選手)元気が良く、走攻守全てにおいてチーム一丸というか、同じようなスタイルのチームというか、そういう風に感じました。

-福岡の皆さんは選手たちが帰ってくるのを待っていると思います。そのファンへの思いを教えてください。

(柳田選手)1年間ずっと熱い声援をいただいていたので、そのおかげで日本一になれて感謝していますし、ファン感謝祭でお返しをしたいと思います。

-シーズン中は苦しい時期もあったと思うのですが、そこを乗り越えられたのはどういうきっかけがあったのでしょうか。

(柳田選手)監督と選手皆で食事に行き、選手が思っていること、監督さんが思っていることを話し合うという会がありました。そこで楽しく食事をしたのですが、そこでチーム一丸となりいい波がやってまいりました。

なかなかチームの勢いが乗っていない中で、どうやったらチームがいい方向に行くかということを話して。それを皆で思い思いのことを言って、それで監督さんも「それをやってみるか」と受け入れていただいて。自分たちは監督さんが受け入れてくれたことに対してありがたく思っていましたし、選手の要望を受け入れてくださる監督を何とか勝たせたいというふうに選手は思いました。そういう形がチームの良い方向にいくという流れにつながったのかなと思います。

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