ローテーション上位ではないとの評価も…「キクチは今オフに関心を集めるだろう」
今オフのフリーエージェント(FA)市場に加わる選手として、米メディアで名前が挙がっている埼玉西武の菊池雄星投手。正式にポスティングシステム(入札制度)でのメジャー挑戦が決まれば、争奪戦に発展することが予想されるが、レンジャーズの地元紙が来季補強候補6人に「Yusei Kikuchi」の名前を挙げている。一方で、「ダルビッシュでも、オオタニでも、タナカでもない」とも指摘。先発ローテーションの上位ではないと評価している。
「レンジャーズはフリーエージェント市場の残り物に向かう。売れ残った誰を見つけることができるか?」
こう特集したのはレンジャーズのお膝元、アーリントンの地元紙「スターテレグラム」だ。今季、ア・リーグ西地区最下位に沈んだレンジャーズだが、マニー・マチャド内野手(ドジャースからFA)、ブライス・ハーパー外野手(ナショナルズからFA)というスーパースターが登場するFA市場では大物には手を出さない方針だという。
買い控えモードのレンジャースで来季の補強候補に浮上しているのが6選手。ネーサン・イオバルディ投手、ドリュー・ポメランツ投手という元レッドソックス組やブルワーズからFAとなったウェイド・マイリー投手とともに、菊池の名前が6番目に登場する。
「彼はユウ・ダルビッシュではない。オオタニでも、マサヒロ・タナカでもないが、キクチは今オフに関心を集めるだろう。日本の西武ライオンズからポスティングにかけられる模様だ」
特集では、レンジャーズで活躍したカブスのダルビッシュや昨季争奪戦で敗れたエンゼルスの大谷翔平投手、そして、ヤンキースの田中将大投手のようなメジャーでエースを張る存在ではないと示唆。それでも、昨季防御率1.97を記録した菊池の今季の3.08という防御率については「効果的」と評価し、注目を浴びる存在だとしている。
「レンジャーズは彼をスカウトしている。そして、先発ローテーションの上位ではないと信じている。金額が法外なものでなければ、レンジャーズは彼を獲得するかもしれない」
獲得費用が現実的な額なら、レンジャーズも日本人左腕争奪戦に参戦すると記事では予想。一方でドジャースを「最有力候補」としているロサンゼルス地元紙の記者もいるが、果たしてどうなるだろうか。
(Full-Count編集部)
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