柳田悠岐選手が劇的サヨナラ弾 福岡ソフトバンクが日本一に王手

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2018.11.1(木) 23:21

福岡ソフトバンクホークス・柳田悠岐選手(C)PLM
福岡ソフトバンクホークス・柳田悠岐選手(C)PLM

 11月1日、ヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンクと広島の「SMBC日本シリーズ 2018」第5戦は、柳田選手のサヨナラ弾により、5対4で福岡ソフトバンクが勝利。対戦成績を3勝1敗1分とし、2年連続の日本一まであと1勝と迫った。

 試合はシーソーゲームの様相を呈した。福岡ソフトバンク先発・千賀投手は、2回表に2死1,3塁のピンチを招くと、會澤選手に先制打を許してしまう。しかし、3回まで広島先発・大瀬良投手に抑えられていた打線が、4回裏、無死満塁の絶好機を作ると、5番・中村晃選手がボール球のフォークを「うまく拾えました」。打球はセンター前に抜け、福岡ソフトバンクが逆転に成功する。

 ところが直後の5回表、2番手のモイネロ投手が丸選手に2ランを被弾。再び1点を追い掛ける展開となった福岡ソフトバンクは、5回裏、柳田選手の投ゴロの間に同点に追い付くが、6回表に曾澤選手のソロでまたも広島が勝ち越し。試合中盤は激しい点の取り合いとなり、広島1点リードの3対4で終盤3イニングスを迎えた。

 1点を追う福岡ソフトバンクは7回裏、明石選手が広島の4番手・フランスア投手から値千金のソロを放ち、三度同点に追い付く。その後は8回表2死から守護神・森投手をマウンドに送る執念の継投。9回表、続投した森投手が広島を無失点に抑えると、その裏に打線は1死1,2塁と一打サヨナラの場面を作る。しかし後続が抑え込まれ、同点のまま試合は今シリーズ2度目の延長戦へ。

 延長10回表、7番手の加治屋投手が走者を出しながらも広島の勝ち越しを阻止すると、10回裏、9回から続投の中崎投手の2球目を、4番・柳田選手が捉えた。打った瞬間それと分かる打球は右翼席へと飛び込んでいき、4時間25分に及んだ試合を決めるサヨナラ本塁打に。主砲の一振りで劇的勝利を収めた福岡ソフトバンクが、日本シリーズ本拠地12連勝を飾り、日本一に王手をかけた。

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