【日本S】鷹、3戦目初白星でタイ 打線お目覚め12安打9得点 広島は丸が4三振でブレーキ

Full-Count

2018.10.30(火) 22:31

6回にデスパイネの3点弾など4得点のビッグイニング

■福岡ソフトバンク 9-8 広島(30日・ヤフオクドーム)

 福岡ソフトバンクが3戦目で初勝利を挙げ、対戦成績を1勝1敗1分けのタイに戻した。30日、本拠地ヤフオクドームに舞台を移して戦った広島との日本シリーズ第3戦。4回にこのシリーズで初めて先制すると、6回には大量4得点を奪い、本拠地で1勝目を掴んだ。

 本拠地に戻った鷹打線が目を覚ました。4回、柳田とデスパイネの連続四球で1死一、二塁とすると、中村晃が一、二塁間を破る右前適時打。シリーズ3戦目で初めて先制すると、さらに今宮も左前適時打を放ち、この回2点を奪った。

 5回にも相手守備陣の乱れなどで2点を追加すると、6回にビッグイニングが。2死から明石、グラシアルの連打で一、三塁とし、柳田の三塁への適時内野安打でまず1点を追加。続くデスパイネは右翼ホームランテラス席への3ランを放ち、この回一挙に4点を奪った。7回には高谷にもソロ本塁打が飛び出し、12安打で大量9得点をあげた。

 先発のミランダは5回途中3失点で降板したが、2番手の高橋礼、3番手のモイネロが何とかリードを守ると、7回を武田が無失点。8回に加治屋が安部に満塁弾を浴びるなど大量5点を失って1点差まで詰め寄られたが、嘉弥真、森が何とかリードを守り抜いた。敵地マツダスタジアムでは1敗1分けだった福岡ソフトバンクだが、3戦目でようやく初勝利をあげ、星をタイに戻した。

 広島は先発の九里が5回途中4失点で降板。3番手の岡田が6回に大量4点を失い、試合を決定づけられた。打線は安部がソロと満塁弾、鈴木が6回、8回と2打席連続でソロ。福岡ソフトバンクを上回る16安打を放つ猛反撃を見せたものの、1点及ばなかった。主砲の丸が初回1死一塁、3回2死満塁、5回2死一塁と、走者を置いた場面で3打席連続空振り三振。7回1死一塁では一塁へのライナーで併殺に倒れ、ブレーキになった。

(Full-Count編集部)

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