追いつ追われつの頂上決戦第3R。鷹がわずかに勝り、通算成績は1勝1敗のタイに

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2018.10.30(火) 22:22

福岡ソフトバンクホークス・デスパイネ選手(C)PLM
福岡ソフトバンクホークス・デスパイネ選手(C)PLM

 10月30日、ヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンクと広島の「SMBC日本シリーズ 2018」第3戦は、最後まで手に汗握る乱打戦での1点差勝負となった。

 福岡ソフトバンクの先発・ミランダ投手は初回、2回表と広島打線を無安打に抑え、上々の立ち上がりを披露する。3回表には、連打と四球で1死満塁のピンチを背負ったものの、広島・菊池選手、丸選手から連続三振を奪い、無失点で切り抜ける。

 ミランダ投手の投球に応えたい福岡ソフトバンク打線は4回裏。1死から4番・柳田選手、5番、デスパイネ選手の連続四球で1死1,2塁の好機を作ると、6番・中村晃選手が適時打を放ち、先制に成功。さらに、2死1,2塁から8番・今宮選手にも適時打が生まれ、福岡ソフトバンクが2点のリードを奪った。

 2点の援護を受けたミランダ投手だが、5回表に1死から9番・安部選手に本塁打を浴び、1点を返されてしまう。しかし、直後の5回裏、1死1,3塁から4番・柳田選手の放った一ゴロがミスを誘うと、その間に3塁走者が生還。なおも、1死2,3塁から5番・デスパイネ選手の遊ゴロ間に1点を追加した福岡ソフトバンクがスコアを4対1とし、リードを3点に広げる。

 6回表に広島・鈴木選手の本塁打などで2点を返され、再び1点差に縮められた福岡ソフトバンクだが、直後の6回裏に再び攻勢を仕掛ける。2死から3連打で1点を奪うと、なおも2死1,2塁の好機で5番・デスパイネ選手が「2死からみんながつないで回ってきたチャンスだったので、追加点が取れて良かった」と語るテラス席への3ランを放ち、8対3。さらに、7回裏には9番・高谷選手にも本塁打が飛び出し、9対3と広島を大きく突き放す。

 8回表に広島・安部選手の満塁弾などで9対8と1点差に迫られるものの、9回表のマウンドに上がった守護神・森投手が無失点に抑え、試合終了。福岡ソフトバンクがこれまでの2戦とは打って変わる乱打戦を制してシリーズ初白星を挙げ、「SMBC日本シリーズ 2018」の対戦成績を1勝1敗1分とした。

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