倉野コーチは信頼「いい状態に戻りつつある」
■福岡ソフトバンク – 広島(30日・ヤフオクドーム)
福岡ソフトバンクのミランダ投手が30日、日本シリーズの本拠地・ヤフオクドーム初戦となる第3戦に先発する。29日に軽めの調整を行ったミランダは「こういうチャンスをいただいたことに感謝したい」と、いつも通りのコメントを残した。
キューバ出身左腕のミランダが、大事な本拠地初戦のマウンドに上がる。クライマックスシリーズのファイナルステージでは、立ち上がりから埼玉西武打線につかまったが、倉野信次投手統括コーチは「ブルペンにも複数回入って、しっかり調整できている。いい状態に戻りつつある」と語る。
同コーチは「長いイニングを投げてくれれば中継ぎの負担が減るのは確かだが、短いイニングを全力でゼロに抑えるという形に変わりはない。そのためにロング(リリーフ)ができる投手を入れている」と、ミランダについても先発の責任イニングを求めるつもりはない。ミランダ本人も「自分の仕事をするだけ。ここ(ヤフオクドーム)のマウンドは自分に合っていると思う」と特別な気負いはない。
シーズン後半の救世主となった左腕は、まだ白星がない日本シリーズでも、チームの救世主となってくれるだろうか。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)
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