福岡ソフトバンクは左翼デスパイネの攻撃的オーダーが裏目
■広島 5-1 福岡ソフトバンク(28日・マツダスタジアム)
34年ぶりの日本一を目指す広島が、大きな大きな1勝目を挙げた。28日、本拠地マツダスタジアムで日本シリーズ第2戦。第1戦は両軍死力を尽くして延長12回引き分けに終わり、仕切り直しとなった試合を、ホームの広島がモノにした。
初回に鈴木の適時内野安打で先制すると、3回には丸の犠飛と松山の適時打でリードに広げた。さらに5回にも、1死から菊池が左前安打を放って出塁すると、続く丸が右翼線に日本シリーズ初安打となる二塁打を放ってチャンスを拡大。続く鈴木がバンデンハークのボールを中前へ弾き返し、2人の走者が生還。2点適時打となり、5点のリードを奪った。
先発のジョンソンは立ち上がりから快投。3回までパーフェクトに封じ、6回まで福岡ソフトバンク打線をわずか1安打に抑え込んだ。球数が100球に迫った7回に3本の安打で1点を奪われたものの、7回4安打1失点。リードを守ってリリーフ陣にバトンを渡すと、フランスア、中崎と繋いで逃げ切り、先勝した。
福岡ソフトバンクは左翼にデスパイネ、右翼にグラシアルを置く超攻撃的オーダーを採用。だが、初回先頭の田中の飛球にデスパイネが追いつけず二塁打に。3回には浅いファウルフライをデスパイネがキャッチし、これが犠飛に。松山の左前安打で二塁走者の菊池は迷わず本塁へと突入した。不安視されたディフェンスが失点に繋がり、打線は4安打で1得点。ジョンソンの前に攻撃的オーダーは機能しなかった。
(Full-Count編集部)
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