10月25日、都内で「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が開催された。“戦国東都”の東洋大からはプロ志望届を提出していた4人が指名を受けている。
福岡ソフトバンクから1巡目指名を受けた甲斐野央投手は、最速159キロのうなりを上げるような速球で鳴らした。リリーフとして即戦力としての期待は大きく、指名選手会見では本人も「抑え」の言葉を口にしている。
以下は東洋大学で行われた会見の全文。
(甲斐野投手)福岡ソフトバンクホークスに指名していただきました甲斐野央と申します。将来的には、日本を代表するようなプレーヤーになりたいと思っていますので、応援よろしくお願いします。
‐今日、この日をどのような思いで迎えましたか。
(甲斐野投手)リーグ戦真っ只中でしたが、この日を迎えることはずっと頭の中にありましたし、前日も凄く、いつもと違う緊張感でした。
‐1位指名の評価を、どのように受け止めているか。
(甲斐野投手)1位で指名していただいたことは本当にありがたいことですけど、順位が上だからと言って活躍できるわけではないので、そこは本当に自分次第だと思います。福岡ソフトバンクに入団してから、また一からではないですけど、また頑張ってチームの力になれたらなと思います。
‐指名された喜びを、一番に誰へ伝えたいですか。
(甲斐野投手)一番は両親で、感謝の気持ちを伝えたいと思います。小さいときからずっと応援してくださった方々にも、感謝の気持ちを伝えたいなと思っています。
‐福岡ソフトバンクの印象はいかがでしょうか。
(甲斐野投手)自分はピッチャーですけど、日本トップクラスの選手ばかり。野手の方々も凄いですけど、投手の方々も凄い人がいるので、しっかりいいところは勉強させていただいて。そういった上の高いレベルで野球ができることは本当に自分にとってプラスだと思うので、そこは自分の持ち味である負けず嫌いという気持ちを持って、やっていきたいと思います。
‐どんな選手になりたいと思っていますか。
(甲斐野投手)中継ぎか、抑えという選手だと思っているので、役割をしっかり果たし、日本を代表するようなピッチャーになれればいいかなと思います。
‐自身のセールスポイントを教えてください。
(甲斐野投手)スピードボールには自信があるので、バッターを気持ちで抑えるところだと思います。
‐1年目の目標はどのようなものでしょうか。
(甲斐野投手)中継ぎ、抑えのどちらになるか分かりませんが、しっかり自分もチームの輪に入って新人王がとれたらなと思います。
‐目標としている選手と、対戦したい選手を教えてください。
(甲斐野投手)目標としているというか、ピッチャーのレベルが高い福岡ソフトバンクに選んでいただいたので、その選手のいいところを盗んで、いい勉強をしてやっていきたいと思います。対戦したいバッターはいないですけど、対戦する方々全員、凄い方々ばかりなので。抑えたいと思います。
‐これからはどのような思いで、次のステップを踏みたいと思っていますか。
(甲斐野投手)1年目からしっかり体を作って、プロに入ってからが勝負だと思っているので。必死で頑張りたいと思います。
(取材:藤原彬)
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