辻発彦監督、約30秒喋り出せず号泣「…悔しいです!」

パ・リーグ インサイト

2018.10.21(日) 17:07

埼玉西武ライオンズ・辻発彦監督(C)PLM
埼玉西武ライオンズ・辻発彦監督(C)PLM

 10月21日、メットライフドームで行われた埼玉西武と福岡ソフトバンクの「パーソル CS パ」ファイナルステージ第5戦。追い上げ及ばず、5対6で敗れた埼玉西武の辻監督は、試合後に行われた最終戦のセレモニーで、溢れる感情を抑えきれなかった。

 埼玉西武は福岡ソフトバンクとの「パーソル CS パ」ファイナルステージで敗れ、この日が今季最終戦となったことで、試合後、セレモニーが執り行われた。選手会長の増田投手は、気丈に来季へのコメントを述べたが、その後に続いてマイクの前に立った辻監督は、その場で頭を覆ってしばらく顔を上げられず。ファンが見守る中、長い間を空けて「…悔しいです!」と、素直に悔しさを表明。声を震わせながら、来季の巻き返しを誓った。

以下は辻監督のコメント全文。

「悔しいです。まさか今日、2018年シーズンが終了するとは考えてもいませんでした。

このたくさんのファンの皆様と日本一になる夢を選手と共に持ち、今日まで必死に戦ってきました。

昨年CSファーストステージで負け、その悔しさを持って選手たちは今シーズンをスタートしました。開幕してからの8連勝、シーズン終わるまで一度も首位を譲ることなく優勝したこと本当に誇りに思います。

9月に入り中盤を過ぎ、本当に下からスタスタと追ってくるソフトバンクの足音。選手たちも緊張の中、疲労困憊の中、必死に戦ってくれました。一回りも二回りも大きくなったこと私は誇りに思います。

昨年の敗戦から、今年の成長、そしてまた今年のこの敗戦が選手たちにとって大きなパワーとなってまた来シーズンに向かっていきたいと思います。

昨年と今年と、本当にたくさんのファンの方にこのメットライフドームに足を運んでいただき、熱い声援をいただき心から感謝したいと思います。来年は必ず日本一を勝ち取るために選手一丸となってこれから来年に向けてスタートしたいと思います。本当に2018年シーズン、多大なる応援をありがとうございました」

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