4勝2敗でCSファイナル制す、広島との日本Sへ「今はホッとしています」
■福岡ソフトバンク 6-5 埼玉西武(21日・メットライフ)
ペナントレース2位の福岡ソフトバンクがクライマックスシリーズ(CS)ファイナルで埼玉西武を4勝2敗(埼玉西武のアドバンテージ1勝を含む)で破り、2年連続の日本シリーズ進出を決めた。21日の第5戦は6-5で勝利。第3戦から3連勝で下克上を達成した工藤公康監督は、試合後の場内インタビューで「ホッとしています」と喜びを噛み締めた。
主砲の柳田が先制の3点二塁打を含む4打点の大暴れ。先発に抜擢したドラフト2位ルーキーの高橋礼は3回まで埼玉西武打線をパーフェクトに封じるなど、4回2/3を投げて6安打2失点と好投した。5回途中からはモイネロ、石川、加治屋、森のリレーで逃げ切り。3戦連続2桁安打、5試合計63安打のCS史上最多安打と埼玉西武の“山賊打線“のお株を奪う打線爆発でシリーズを制した。
日本一に輝いた昨季に続き、2年連続の日本シリーズ進出。27日からの日本シリーズでは、セ・リーグ3連覇を飾った広島と激突する。試合後の工藤監督の場内インタビューの一問一答は以下の通り。
――今どんな気持ちか。
「本当にこのメットライフドームにたくさんのホークスファンの方が駆けつけていただいて、熱い応援をしてくれたことで、選手たちも燃えて、戦うことができたので本当に嬉しく思いますし、今、終わった後はホッとしています」
――どんな気持ちで埼玉西武に向かっていった?
「本当に挑戦する気持ちで。それだけです。とにかく勝つか負けるか、勝負事でやってみないとわからないんですけど、とにかく埼玉西武にチャレンジして何とか勝ちたい。そういう気持ちでここまでやってきました」
――選手の姿をどう見ていた?
「本当に頼もしく見えましたし、ファーストステージでやってきたことが本当に選手の成長にもつながりましたし、またここで戦うことによって、選手がまた成長してくれたと思って、頼もしく見ていました」
「パ・リーグの代表としてしっかりとセ・リーグと戦ってきたい」
――積極的な采配が目立った。
「これは私だけではなくて、コーチの方だったり、みんなで色々話をしながら、いい決断をしないといけない。勝つために自分たちが何ができるかというところはしっかりとみんなで、とにかく勝負事は勝たないといけないので、勝つために自分たちが最善としてできることをしっかりやってきたと思っていますし、本当に選手が苦しい思いもさせてしまいましたけど、またこうやって勝つことができて、次のステージに行けるので、本当によかったなと思います」
――全選手が出場。層の厚さを見せつけた。
「とにかくチーム一丸となって、僕らの最終目標は日本一なので、そこに向かった選手たちが本当によく頑張ってくれたと思います」
――埼玉西武の力をどう感じた?
「シーズン中からここではなかなか勝つことができなくて、埼玉西武の強さがすごく際立っていたんですけど、そういう中でもこうやってチャレンジができて、その中でしっかりみんなが結果を出してくれて本当によかったと思います」
――日本シリーズ出場。
「パ・リーグの代表としてしっかりとセ・リーグと戦ってきたいと思います」
――ヤフオクドームにはPVに7000人以上のお客さんが駆けつけた。
「これで福岡に帰ることができますし、ファンの皆さんの前でまた戦うことができるので、本当に嬉しく思いますし、やるからには日本一になれるように一生懸命、頑張ります」
――あらためてファンに。
「本当にたくさんの声援をありがとうございました。みなさんの応援が選手を後押ししてくれたと思いますし、勇気も与えてくれたと思います。パ・リーグ代表として日本一目指して頑張ってきます。これからも応援よろしくお願いします」
(Full-Count編集部)
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