埼玉西武、崖っぷち 4戦38失点と投壊止まらず辻発彦監督嘆く「なんで四球なんだろう」

Full-Count 福谷佑介

2018.10.20(土) 18:24

埼玉西武・辻発彦監督※写真提供:Full-Count(写真:福谷佑介)
埼玉西武・辻発彦監督※写真提供:Full-Count(写真:福谷佑介)

森がデスパイネのバット直撃で負傷交代、指揮官は「痛かった。明日はいないでしょう」

■福岡ソフトバンク 8-2 埼玉西武(20日・メットライフ)

 リーグ王者の埼玉西武が崖っぷちに追い込まれた。20日、本拠地メットライフドームでの「パーソル クライマックスシリーズ パ」のファイナルステージ第4戦。先発の今井が初回に2点、2回にも2点を奪われると、終盤に突き放されて2-8で敗れた。2連敗で2勝3敗と福岡ソフトバンクに王手をかけられ、辻発彦監督は「もう後がないわけですから。今日はどちらかがそうなる(王手をかける)。ウチが負けただけ。明日最後になるかもしれないので、全力で勝ちにいくしかない」と語った。

 今井が初回、2死からグラシアルに四球を与え、柳田には先制2ランを被弾。2回にも甲斐に2ランを浴びて、早々と4点のビハインドを背負った。その後2点差に詰め寄ったものの、7回に痛恨の4失点。増田、マーティンが4四球などで4点を奪われて試合を決定づけられた。

 初戦に10失点、勝利した2戦目は5失点、そして3戦目の15失点と4試合で合計38失点。四球から大量点を奪われる投手陣の崩壊が止まらず、辻監督も「いつものことだよね。なんで四球なんだろう、と。今日も8点取られて、4試合で38失点? それだけ取られるんだから、そう簡単にはいかない」と嘆くしかなかった。

 初回には捕手の森が負傷交代するアクシデント。デスパイネの空振りしたバットが左腕を直撃し、試合中に検査のため病院に向かった。診断結果はまだ出ていないものの、指揮官は「森が痛かった。明日は森はいないでしょう。打順は考えます」と語り、運命の第5戦での“森不在”を覚悟した。鷹に押し切られるか、獅子が逆王手をかけるか。リーグ王者としての意地を見せたい。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

記事提供:Full-Count

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