【試合戦評】99球無四球の省エネ投球で有原投手が完投勝利。北海道日本ハムが5連勝

パ・リーグ インサイト

2017.8.30(水) 00:00

昨日の試合は雨天中止となり、カード初戦となった今日の試合。ここで福岡ソフトバンクが勝利し、2位・楽天が敗れた場合はマジック「18」が点灯する。この重要な一戦の先発マウンドを託されたのはバンデンハーク投手。現在自身4連勝中と好調を維持している。また、今日の試合が行われるのは旭川スタルヒン球場。旭川出身の明石選手は、前カードの千葉ロッテ戦で13打数7安打の好成績を残した。好調な投打2人の活躍で、チームを勝利へ導くことができるか。

対する北海道日本ハムは現在4連勝中である。27日の試合でプロ初本塁打を放った横尾選手は今日もスタメンに名を連ねた。先発は有原投手。今季7勝目を目指しマウンドに上がる。

初回、有原投手は福岡ソフトバンク打線をテンポよく3者凡退に抑えた。そして有原投手が作った流れに、北海道日本ハム打線も乗っかる。1回裏、先頭の西川選手が四球で出塁すると、リーグ単独トップとなる32個目の盗塁を決め、無死2塁と先制の好機を呼び込む。ここで2番・松本選手が1,2塁間を抜ける先制適時打。北海道日本ハムが幸先良く先制する。

先制点を奪われた福岡ソフトバンクは、有原投手に対して3回表まで無安打。3イニングス連続で3者凡退に抑えられていた。しかし4回表、1死から2番・今宮選手が右翼ポール直撃の第11号ソロを放ち、試合を振り出しに戻す。

だが、4回裏、先頭のドレイク選手が来日初本塁打となる1号ソロを放ち、再び北海道日本ハムがリードを奪う。さらに、1死から8番・市川選手、9番・石井一選手の2連打で1死1,2塁の好機を作ると、1番・西川選手が適時打を決め、点差を2点に広げる。

3点の援護を貰った有原投手は福岡ソフトバンク打線に5回以降は得点を許さず、7回表、8回表は3者凡退に抑えた。9回表も、有原投手は完投を目指してマウンドに上がる。先頭の明石選手に安打を許すものの、続く今宮選手を併殺に仕留め、最後は3番・中村選手から三ゴロ。試合は3対1で北海道日本ハムが勝利し、5連勝を飾った。

先発の有原投手は球数99球、被安打4、奪三振7、失点1、無四球完投という快投を見せ今季7勝目。敗れた福岡ソフトバンクはこの日のマジック点灯はなくなった。

明日の試合の舞台は札幌ドームに移る。北海道日本ハムの先発は7月12日以来の登板となる大谷選手。対する福岡ソフトバンクの先発は石川投手。両チームともに、良い形で8月を締めたいところだ。

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