バントシフト、牽制のタイミングなど細かい部分をチェック
クライマックスシリーズ・ファイナルステージを控える埼玉西武は15日、本拠地・メットライフドームにて、全体練習を行った。
参加したメンバーは、投手12名(増田・菊池・多和田・十亀・野田・平井・榎田・伊藤・マーティン・小川・武隈・ヒース)、捕手3名(森・炭谷・岡田)、内野手6名(浅村・源田・永江・山川・中村・メヒア)、外野手6名(栗山・松井・金子侑・木村・秋山・熊代)の計27名。
12時から始まった練習は、ウォーミングアップ、キャッチボールののち、レギュラーシーズン中にはあまり見かけない投内連係を約25分メニューに取り入れ、バントシフトや牽制に入るタイミングなど、細かい部分をチェック。
遊撃・源田や一塁・山川が、辻監督や馬場コーチに、グラブの使い方やベースへの入り方などを確認する場面も見られた。
この投内連係に参加していた十亀投手は「牽制とかは、投手ごとに(送球までの速さなど)個人差があるので、投げるタイミングやベースカバーなど、小さな確認という意図があったと思います。個々の動きの再確認。小さなほつれから失点するケースもあるので、そういうほつれた部分を締め直す意味合いが大きかったのかな」と、語った。
実際に、福岡ソフトバンクと北海道日本ハムが戦っているCSでも、小さいミスが失点に繋がる場面も見られた。短期決戦では、その小さなミスが命取りになる。決戦の相手は福岡ソフトバンクに決まった。ファイナルステージまであと1日。準備を怠らず、辻ライオンズは決戦の日まで、その爪を研ぎ続ける。
(岩国誠 / Makoto Iwakuni)
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