やっぱり福岡ソフトバンクは強かった。鉄壁リレーと本塁打量産体制で、いざ所沢

パ・リーグ インサイト

2018.10.15(月) 22:40

福岡ソフトバンクホークス(C)PLM
福岡ソフトバンクホークス(C)PLM

 10月15日、ヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンクと北海道日本ハムの「パーソル CS パ」ファーストステージ最終戦は、一発攻勢で得点を重ねた福岡ソフトバンクが5対2で勝利。対戦成績を2勝1敗とし、1位・埼玉西武が待つファイナルステージへ駒を進めた。

 リーグ2位と3位とはいえ、シーズンの対戦成績はほぼ五分の両チーム。超短期決戦ではどちらに軍配が上がってもおかしくはなかった。13日に行われた初戦では、初回に北海道日本ハム・近藤選手のソロで先制を許した福岡ソフトバンクだったが、直後に柳田選手が同点打を放つと、続くデスパイネ選手が勝ち越し満塁弾。すぐさま逆転に成功する。

 3回裏にも甲斐選手の2ランで追加点を挙げた福岡ソフトバンクは、4回途中に制球が定まらなくなった先発・ミランダ投手を早々に降ろして継投策へ。2番手・武田投手が2.2回を完璧に抑え、以降は石川投手、加治屋投手、森投手がシーズン通りの鉄壁ぶりでリードを守り、8対3で先勝した。

 翌14日は、後がない3位・北海道日本ハムが試合の主導権を握る。3回表に横尾選手のソロで先制点を挙げると、4回表にもアルシア選手の適時打で追加点。先発のマルティネス投手は、4回裏に中村晃選手に一発を浴びたものの、6回まで被安打3、1失点の快投を見せる。

 7回裏には、守備で立て続けにミスを犯していた高田選手の意地の一打で、同点とした福岡ソフトバンクだったが、直後の8回表に加治屋投手がまさかの大乱調。3者連続の二塁打で突き放されると、北海道日本ハム中継ぎ陣に手も足も出ず。北海道日本ハムが4対2で勝利し、勝負は第3戦にもつれ込んだ。

 迎えた最終戦は、福岡ソフトバンク・東浜投手、北海道日本ハム・杉浦投手という先発で始まった。1回裏、福岡ソフトバンク・明石選手のソロでこのシリーズ初の先制点を奪う。しかし、北海道日本ハムもすぐさま横尾選手の一発で反撃し、両者譲らぬ展開となった。

 同点の4回裏、福岡ソフトバンクはデスパイネ選手、松田宣選手のソロで勝ち越すと、1点を返されて迎えた6回裏にも、デスパイネ選手、中村晃選手に一発が出て勝負あり。3点をリードした後は、投手陣が再三のピンチをしのいで流れを渡さず。最後は森投手がさすがの安定感で北海道日本ハムを抑え込み、5対2で福岡ソフトバンクが勝利した。

 救援陣の奮闘と打線の破壊力で、「パーソル CS パ」ファーストステージを突破した福岡ソフトバンク。17日からは、敵地・メットライフドームに乗り込んでファイナルステージに臨む。

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