アクシデント、大不振、最下位も…若鷲が躍動。東北楽天・チーム成績トップ3

パ・リーグ インサイト

2018.10.14(日) 19:49

東北楽天ゴールデンイーグルス・田中和基選手(C)パーソル パ・リーグTV
東北楽天ゴールデンイーグルス・田中和基選手(C)パーソル パ・リーグTV

 2018年のレギュラーシーズン全日程を消化した東北楽天は、58勝82敗3分という成績だった。昨季、前半戦終了まで首位をキープしながら3位に終わった悔しさを晴らしたいところだったが、序盤からつまずくとそのまま低空飛行。後半戦開始直後は、新戦力の台頭で上昇気配を見せたものの、2015年以来となる最下位という結果に終わった。

 チーム防御率はリーグ3位の3.78を記録しながら、打率、得点はリーグ最下位と課題が浮き彫りになったシーズン。様々なアクシデントに見舞われながら戦い抜いた、東北楽天の今季を振り返る。

 チームの投打成績における上位選手は以下の通り。

投手成績

【防御率】
1.岸投手2.72
2.則本投手3.69

【勝利数】
1.岸投手11勝
2.則本投手10勝
3.宋投手、松井投手5勝

【ホールド】
1.青山投手26ホールド
2.高梨投手16ホールド
3.ハーマン投手12ホールド

【奪三振】
1.則本投手187
2.岸投手159
3.辛島投手99

【試合数】
1.高梨投手70試合
2.松井投手53試合
3.青山投手52試合

 岸投手と則本投手は昨年に続いて規定投球回に到達し、それぞれ最優秀防御率、最多奪三振のタイトルを獲得した。4年ぶりのタイトルに輝いた岸投手は、前半戦だけで8勝を挙げる活躍を見せ、則本投手もチーム最多のイニングを投げて貫禄を見せた。

 4年目・古川投手はシーズン中盤からローテーションに定着すると、プロ初勝利を含む4勝を挙げた。2年目の藤平投手も8月に復帰して以降は先発ローテに加わり、9月17日の初完投勝利を含むキャリアハイの4勝をマークしている。

 救援陣では、2年目の高梨投手がチーム最多、リーグを通じても2位タイとなる70試合に登板。対左打者で被打率.177を記録し、今季もキラーぶりを発揮した。チーム2位の53試合に登板した松井投手は、シーズン最終盤に2試合の先発登板を果たし、2014年以来となる先発勝利も記録。史上最年少で通算100セーブに到達した左腕は、果たして来季どのような役割を担っているのか。

打撃成績

【打率】
1.島内選手.292
2.銀次選手.276
3.今江選手.276

【本塁打】
1.アマダー選手20本
2.田中選手18本
3.ペゲーロ選手17本

【打点】
1.ウィーラー選手58打点
2.島内選手53打点
3.今江選手49打点

【盗塁】
1.田中選手21盗塁
2.茂木選手12盗塁
3.島内選手11盗塁

 今季の東北楽天を語るうえで欠かせない存在が田中選手だろう。5月に一軍昇格を果たすと、右打席でも左打席でも本塁打を放つパンチ力を発揮してリードオフマンに定着。規定打席に到達し、生え抜きの日本人選手では球団最多となる18本塁打を放った。

 チームトップの打率を残した島内選手は、シーズン序盤で約1カ月半の離脱を強いられながらも、打点、盗塁などの各部門でチーム上位の成績を残した。また、プロ5年目の内田選手が12本塁打を放ち、藤田選手、茂木選手が故障に見舞われた二遊間では、新人の西巻選手、山崎選手がアピールするなど、苦しい戦況ながら若手選手の活躍が目立った。

 6月中旬から指揮を執った平石監督代行が監督に昇格し、新たな船出を迎えた東北楽天。1980年生まれ、世に言う「松坂世代」では初となるフレッシュな監督に導かれ、杜の都に歓喜をもたらすことはできるのか。6年ぶりの栄冠に向けては、若鷲の活躍が欠かせない。

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