鷹・武田翔太、完璧火消し 満塁の大ピンチ脱して雄叫び「気合入ってました」

Full-Count

2018.10.13(土) 18:46

福岡ソフトバンク・武田翔太※写真提供:Full-Count(写真:藤浦一都)
福岡ソフトバンク・武田翔太※写真提供:Full-Count(写真:藤浦一都)

4回1死満塁で登板し2回2/3を完全救援「余計なことは考えず、低めに」

■福岡ソフトバンク 8-3 北海道日本ハム(13日・ヤフオクドーム)

 福岡ソフトバンクの武田翔太投手が見事な火消しを見せた。13日、本拠地ヤフオクドームで行われた北海道日本ハムとの「パーソル クライマックスシリーズ パ」ファーストステージ第1戦。4回、4点差に詰められてなおも1死満塁で救援すると、大ピンチを凌ぐなど、2回2/3をパーフェクトリリーフ。北海道日本ハムの反撃ムードを食い止め、ファーストステージ突破王手に貢献した。

 出番は突然やってきた。4回、ここまで1失点と好投していた先発のミランダが突如、変調をきたした。2本の安打と四球で1死満塁とされると、中島卓、西川に連続押し出し四球を与えた。点差は4点に。一発出れば、同点の場面で、工藤公康監督は武田をマウンドに送り込んだ。

「緊張しましたね。とりあえず余計なことは考えず、低めに投げることだけを思っていた」。大ピンチでのマウンド。だが、武田は完璧な救援をしてみせた。大田をスライダーで三ゴロに打ち取ると、1打席目にソロ本塁打を打っていた近藤は内角への真っ直ぐで空振り三振に。「気合い入ってましたから」。窮地を脱すると、珍しく雄叫びをあげ、ガッツポーズが飛び出した。

 5回を3人で斬って取ると、6回も三者凡退に。2回2/3を投げて、1人の走者も出さない完全救援。シーズンは不振に苦しんだ男が、ポストシーズンの舞台でチームに大きく貢献。試合後のお立ち台では「先発でいい結果を残せず、歯がゆい試合ばっかりだったんですけど、チームの勝利に少しでも貢献できてよかったなと思います」と語っていた。

(Full-Count編集部)

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