【試合戦評】千葉ロッテが19安打10得点の猛攻で首位・福岡ソフトバンクの連勝を止める

パ・リーグ インサイト

2017.8.25(金) 00:00

今季最長の8連勝を決め貯金40を積み上げるなど、独走モードの首位・福岡ソフトバンク。今日は自身6連勝中と安定感を見せる東浜投手が先発する。今季対千葉ロッテ戦は負けなしの3勝を挙げているだけに、確実に14勝目を手にしたいところ。対する千葉ロッテは、前回無四球完投でプロ初勝利を挙げたルーキー・酒居投手が今季4度目の先発登板。好調な福岡ソフトバンク打線を相手に、過去3試合のような投球ができるか注目だ。

最初に試合の主導権を握ったのは千葉ロッテだった。3回表、先頭の大嶺翔選手と、1番・荻野貴選手が連打で無死1,2塁とする。続く香月一選手の右飛の間に進塁し、荻野貴選手が二盗を成功させて1死2,3塁と好機を広げると、ここで3番・鈴木選手が中堅手の頭を越える先制2点適時三塁打。1死3塁から続くペーニャ選手も6号2ランを左翼席に叩き込み、千葉ロッテがこの回一挙4得点を奪った。

さらに4回表には、1死から1番・荻野貴選手が左翼席へ4号ソロ。スコアを5対0とし、千葉ロッテが試合の流れをがっちりと引き寄せる。

5点を追う展開になった福岡ソフトバンクは、4回裏、先頭の中村晃選手の3号ソロでまずは1点を返す。さらに5回裏、先頭の代打・高谷選手の安打などで1死3塁とすると、1番・明石選手が1号2ラン。スコアを3対5とし、2点差に迫った。

追加点が欲しい千葉ロッテは、8回表、先頭の田村選手が左翼線への二塁打で出塁すると、続く大嶺翔選手がきっちり送って1死3塁とし、1番・荻野貴選手が左翼フェンス直撃の適時二塁打。さらに代打・加藤選手の進塁打でなおも2死3塁とし、ここまで3安打猛打賞の鈴木選手が適時打を放つ。終盤に大きな2点を追加し、福岡ソフトバンクを7対3と突き放す。

継投策もピタリとハマった。6回裏は有吉投手、7回裏はチェン投手が3者凡退に抑え、福岡ソフトバンクに反撃の隙を与えない。8回裏、松永投手が2死1,3塁のピンチを迎えるものの松田選手から三振を奪って切り抜けた。

千葉ロッテリードで迎えた最終回。9回表、先頭の清田選手が四球を選び、途中出場の福浦選手が通算1953安打目となる中安打でつないで1死1,2塁。続く田村選手が2点適時三塁打を放つと、なおも2死3塁から1番・荻野貴選手の適時打でダメ押しの10得点目を挙げた。その裏を田中靖投手が締め、試合は10対3という大量リードで千葉ロッテが勝利した。

19安打10得点と打線が爆発した千葉ロッテが福岡ソフトバンクを圧倒し、3連勝。打っては荻野貴選手と鈴木選手が4安打3打点、中村選手と田村選手が3安打と活躍し、投げては酒居投手が5回3失点で2勝目を挙げた。

連勝が止まった福岡ソフトバンクは、先発・東浜投手が4回5失点で4敗目を喫した。明日は自身5連勝中の千賀投手できっちりと白星をつかみたい。

記事提供:

パ・リーグ インサイト

この記事をシェア

  • X
  • Facebook
  • LINE