10月13日、ヤフオクドームで行われる「パーソル CS パ」ファーストステージの初戦は、シーズン2位の福岡ソフトバンクが同3位の北海道日本ハムを迎え撃つ形となった。同シリーズで第1・ファーストステージの初戦を落として勝ち進んだのは、昨年の東北楽天だけ。ファイナルステージ進出のために、重要な初戦の見どころを紹介していく。
【レギュラーシーズン対戦成績】
福岡ソフトバンク→12勝13敗、北海道日本ハム→13勝12敗
【福岡ソフトバンク】ミランダ投手 8試合、6勝1敗 47.2回、40奪三振、10失点 防御率1.89
【北海道日本ハム】上沢投手 25試合、11勝6敗 165.1回、151奪三振、62失点 防御率3.16
福岡ソフトバンクはミランダ投手に先発のマウンドを託す。今季7月に入団した外国人左腕は、ヤフオクドームで3試合に先発し3勝。失点、自責点ともわずかに1で、防御率0.42と驚異的な数字を残している。相性の良い本拠地でチームを勝利に導きたい。
打線では内川選手、今宮選手、牧原選手の主力3人が故障の影響でファーストステージを欠場する可能性が高い。そのような状況で、選手層の厚い福岡ソフトバンクはどのように穴を埋めるのか。工藤監督の用兵にも注目したい。
対する北海道日本ハムは勝ち頭の上沢投手が先発のマウンドへ。今季は福岡ソフトバンク戦に6試合先発し、4勝2敗、防御率2.20と好相性を発揮した。敵地でも防御率2.86と好投しているだけに、勝ちを呼び込みたい。
打線では正三塁手のレアード選手が故障の影響で、出場の可否は不透明となっている。そんな打線で注目したいのが主砲の中田選手だ。2年前のクライマックスシリーズではファイナルステージ全5試合に出場し、打率.333、2本塁打、5打点の活躍でMVPを獲得した。大舞台でより輝く主砲の打棒に初戦の命運が託される。
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