【試合戦評】先発の中田投手が7回1失点で今季6勝目。福岡ソフトバンクが今季最長8連勝で貯金「40」到達

パ・リーグ インサイト

2017.8.24(木) 00:00

昨日の試合では、先発の石川投手とプロ初登板の笠谷投手が完封リレーを決め、福岡ソフトバンクが投打で埼玉西武を圧倒した。今日の試合の先発マウンドには中田投手を送る。7月23日以来の先発登板となるが、7連勝中のチームの勢いに乗り、約2カ月半ぶりの勝ち星を手にしたいところ。対する埼玉西武の先発はエース・菊池投手。3連敗を喫しているチームを救い、自身もプロ7年目にして初となる福岡ソフトバンク戦での勝利を挙げたい。

1回裏、福岡ソフトバンク打線がいきなり菊池投手に襲い掛かった。先頭の川島選手が四球を選び、続く今宮選手の犠打と3番・中村晃選手のゴロで3塁まで進塁。この2死3塁の場面で4番・柳田選手が適時二塁打を決め、先制に成功する。さらに、2死2塁から5番・デスパイネ選手が右翼テラス席への第29号2ラン。リーグトップの防御率を誇る菊池投手から福岡ソフトバンクが早くも2点を奪った。

直後の2回表には、6番・メヒア選手のソロで埼玉西武が1点を返すが、その裏、福岡ソフトバンク打線が再び攻勢を仕掛ける。先頭の江川選手が二塁打で出塁し、続く上林選手が犠打を決めると、1死3塁で9番・高谷選手が適時打。そして1番・川島選手が四球を選び、なおも1死1,2塁の好機で、2番・今宮選手が菊池投手の変化球を引っ張り、左中間席に3ランを放つ。スコアを7対1とし、福岡ソフトバンクが試合序盤で埼玉西武を突き放した。

埼玉西武の先発・菊池投手は3回7失点でマウンドを降り、福倉投手がその後を受けたが、5回裏には3番・中村晃選手、6回裏には8番・上林選手がそれぞれソロを放って、福岡ソフトバンクが試合中盤でも2点を追加する。

7回裏にも、5番・デスパイネ選手の犠飛でダメ押しの1点を加え、9回表はプロ初登板の小澤投手が走者を背負いながら無失点。試合はそのまま10対1で福岡ソフトバンクが勝利した。先発の中田投手は7回を投げて被安打5、奪三振6、与四死球2、失点1で、6月8日以来の白星。これで福岡ソフトバンクは今カード3連勝で、今季最長の8連勝を決めた。

今カードにおいて、福岡ソフトバンク投手陣が失った点はわずか1点。打線が奪った得点は26点。今日の試合でも、4本塁打を含む10安打10得点の猛攻で埼玉西武投手陣を打ち崩し、2011年から今季まで7年連続で勝ち越している相性の通り、埼玉西武を投打で圧倒した。

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