【試合戦評】石川投手が7回無失点の好投。福岡ソフトバンクが2試合連続で埼玉西武を投打で圧倒

パ・リーグ インサイト

2017.8.23(水) 00:00

昨夜の試合では、投打がかみ合った福岡ソフトバンクが埼玉西武に完勝。このまま連勝を7に伸ばしたい福岡ソフトバンクは、石川投手をマウンドに送る。前回登板のオリックス戦では、5回1失点と好投を見せている。今季の対戦防御率が2.00と安定している埼玉西武相手に好投し、早くもカード勝ち越しを決めたい。

対する埼玉西武の先発は岡本投手だ。今季は6月7日の初登板以降、無傷の6連勝と勢いに乗っている。今日の試合でも勝利を手繰り寄せる投球を披露し、自身の連勝を伸ばすとともに、チームに活気を取り戻したいところだ。

昨日の勢いそのままに、1回裏から福岡ソフトバンクが攻勢を仕掛ける。2死から3番・中村晃選手が安打で出塁すると、続く柳田選手が低めの変化球をフルスイング。打球はそのまま右翼席に突き刺さる先制の29号ソロとなる。低めの厳しい球であったが、持ち前の圧倒的なパワーで右翼席まで運んだ。

2回裏に入っても、福岡ソフトバンク打線の勢いは止まらない。連続四球などで1死1,2塁の好機を迎えると、9番・本多選手が右中間を真っ二つに破る適時二塁打を放って、まずは1点を奪う。1死2,3塁から1番・明石選手の適時打でさらに1点を加えると、2番・今宮選手の犠飛と3番・中村晃選手の適時二塁打でも加点。この回一挙4得点の猛攻で、試合序盤から福岡ソフトバンクが6点のリードを握った。

大量援護を受けた石川投手は、持ち味である直球はもちろん、今日は変化球のキレも抜群。5回を被安打3、奪三振5、無失点に抑える完璧な投球で、埼玉西武打線の反撃を許さない。この好投に応えるように、福岡ソフトバンク打線も5回裏に6番・松田選手の21号3ランで3点を加えてリードを9点に広げ、埼玉西武を突き放した。

6回以降のマウンドにも上がった石川投手は7回まで投げ、埼玉西武打線を被安打3、奪三振7、与四球2、無失点に抑える充分な投球内容でマウンドを降りた。投手交代を機に意地を見せたい埼玉西武打線であったが、救援陣を捉えられず、得点とはならず。8回以降を今季初登板の笠谷投手が完璧に抑え、試合は9対0で福岡ソフトバンクが勝利した。

勝利した福岡ソフトバンクは2試合連続で投打ともに状態の良さを見せ付け、序盤で試合の主導権を握った。明日の試合も勝利し、今カードを全勝で終えたい。先発は中田投手が予定されている。敗れた埼玉西武は、今日も打線が沈黙。明日は自身初の福岡ソフトバンク戦勝利を目指すエース・菊池投手がマウンドに上がる。その左腕で、何としてもチームの勢いを取り戻したい。

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