来季の復帰には慎重な姿勢も…「彼は投打で試合を支配できる」
エンゼルスのビリー・エプラーGMは1日(日本時間2日)、大谷翔平投手が右肘靱帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受け、成功したと発表した。球団公式サイトによると、総括会見でこのことを明かした同GMは、大谷について「彼は勝者の心構えを持っている」とあらためて絶賛したという。
大谷は今季、打者としては104試合出場で打率.285、自己最多タイの22本塁打、61打点、10盗塁、投手としては10試合登板で4勝2敗、防御率3.31という成績でフィニッシュ。右肘靭帯損傷が明らかになってからは、ほぼ打者に専念して活躍したが、開幕直後は二刀流として圧巻のパフォーマンスを披露した。
そして、自ら靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けることを決断。投手としての復帰、二刀流の復活は2020年になる見込みだが、スローイングのないDHならば半年程度で戻ってくることが可能とされており、来季は打者に専念することになる。
記事によると、大谷がこの日手術を受けたことを発表したエプラーGMは「医師は満足しているし、回復プロセスに自信を抱いている」と話したという。また、来季打者として起用が可能かについては「今、判断することは難しい」とした上で「靭帯再建手術などの大きな手術を受けると、回復過程で分かってくる。予定ももう少し良く分かってくる」と慎重に話している。
また、同GMはあらためて大谷を称えており、「彼は勝者の心構えを持っている」と指摘。そして、「彼は自分がしたいことが分かっている。そして計画がある。非常に感激した。彼はマウンド上、そして打席で試合を支配することができる。塁上でもね。眼福だよ。彼のプレーを見ていて楽しかった」と絶賛したという。
打者に専念する来季、大谷はどんな成績を残すのか。とんでもない活躍が見られるかもしれない。
(Full-Count編集部)
記事提供: