132勝グビザ氏は相手投手が警戒していたとも指摘
エンゼルスの大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、「4番・DH」で先発した本拠地アスレチックス戦で、今季10盗塁目をマークした。左前打で出塁した後に見せた完璧盗塁に、メジャー通算132勝のOBは「余裕」と脱帽している。
韋駄天ぶりを見せつけた。2回先頭打者で登場した大谷は、この回からマウンドに上がった右腕ファイアーズの5球目速球を巧みに捉え、左前打で出塁。そして、足で魅せた。
大谷が二塁走者となった1死一、二塁。ここでダブルスチールを仕掛け、見事三塁を陥れた。地元テレビ局「FOXスポーツ・ウエスト」の実況アナ、ビクター・ロハス氏は、「オオタニが動いた。すごいスタートだ。投げるが、間に合わない! ショウヘイがシーズン10盗塁目です! アップトンも二塁に。ダブルスチールです」と興奮気味に状況を伝えた。
今季10盗塁に到達した大谷について、解説を務めるエ軍OBで132勝右腕のマーク・グビザ氏は「送球のタイミングは本当に良かったと思います。ファイアーズは何回か振り向いていたので、(盗塁を)察知していたと思います。パーフェクトなタイミングでスライディング。余裕でセーフになりました」と脱帽していた。
続くアルシアが三ゴロの間に、大谷は先制のホームを踏んだ。グビザ氏は「あの盗塁がいかに大事だったのか。アルシアの内野ゴロが打点を生みましたよ」と、大谷の盗塁を改めて評価していた。
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