不振の松田は2009年以来となる9番でスタメン
■埼玉西武 – 福岡ソフトバンク(29日・メットライフ)
福岡ソフトバンクが、松田宣浩内野手の意地の一発で逆転に成功した。29日、敵地メットライフドームでの埼玉西武戦。目の前での胴上げを阻止したい福岡ソフトバンクは、この日9年ぶりに9番に打順が下がった松田が4回に逆転の29号2ランを放った。
不振のため、2009年以来、9年ぶりに9番に降格した松田が一振りで試合をひっくり返した。1点を先制された直後の4回、四球で出塁したグラシアルを一塁に置き、2死一塁で打席へ。1ボール1ストライクからの3球目、外角高めへの抜けたスライダーを捉えた打球は、埼玉西武ファンが集った左翼スタンドへと飛び込んだ。
逆転の2ランに、スタンドの大部分を埋めた埼玉西武ファンは沈黙。一瞬の静寂に包まれた。ダイヤモンドを一周した松田だったが、恒例の「熱男!」パフォーマンスをしなかった。
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