今季、敵地では3試合で9被弾で17失点
■埼玉西武 5-3 福岡ソフトバンク(28日・メットライフ)
福岡ソフトバンクが崖っぷちに追い込まれた。28日、敵地での首位・埼玉西武との直接対決。先発の千賀が2本の本塁打に沈み、7回途中で5点を失った。味方打線も反撃及ばずに対埼玉西武5連敗となり、ついに優勝へ王手をかけられてしまった。
初回、先頭の秋山に左前安打を許すと、浅村に四球を与えて1死一、二塁。続く山川に46号3ランを浴びて、いきなり3点のビハインドを背負った。2回以降は埼玉西武打線を無安打に抑えていたものの、6回に痛恨の一発を食らった。山川に四球を与えると、中村に高めに浮いたフォークをバックスクリーン左に運ばれ、痛恨の決勝2ランを被弾した。
7回途中で降板となった千賀は「初回から先制点を与えてしまい、追いかける展開にしてしまった。点の取られ方がホームランなので、相手に勢いを与えた。せっかく野手の皆さんが追いついてくれたのに、簡単にホームランで勝ち越されてしまい、本当に申し訳ない」とコメント。
許した安打はわずか3安打だったものの、そのうち2本が3ランと2ラン。11個の三振を奪ったが、一発に泣かされた。これでメットライフドームでは通算11試合の登板で、いまだ未勝利。今季は3試合に投げて計9被弾。7失点、7失点、5失点で3戦全敗となった。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)
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