【試合戦評】先発・バンデンハーク投手は7回2失点で来日初の10勝到達。福岡ソフトバンクが1点差で逃げ切り勝ち

パ・リーグ インサイト

2017.8.9(水) 00:00

昨夜の試合では、今季初の先発全員安打を含む19安打で両リーグ最多の17得点を挙げ大勝した千葉ロッテ。今日の先発はスタンリッジ投手だ。直近3試合で19回2/3を投げて2失点に抑えており、安定感が際立っている。今日もその安定した投球でチームのカード勝ち越しに貢献したい。

対する福岡ソフトバンクの先発マウンドには、バンデンハーク投手が上がる。千葉ロッテ戦の登板は今季2度目だが、4月20日の登板では8回無失点で今季初勝利を挙げている。印象の良いチームを相手に、今季10勝目を飾りたい。

初回、スタンリッジ投手は2死1,2塁のピンチを背負うものの、5番・デスパイネ選手を中飛に打ち取って無失点に抑える。一方、その裏のバンデンハーク投手は千葉ロッテ打線を3者凡退に打ち取る完璧な投球を見せ、両外国人投手が上々の立ち上がりを披露した。

試合が動いたのは3回表。2死から3番・松田選手が高めに浮いた変化球を見事に捉え、左翼席に飛び込む17号ソロを放つ。さらに続く柳田選手が左翼前に落ちる二塁打を放ち、2死2塁の好機を演出。ここで、5番・デスパイネ選手に右中間を破る適時二塁打、6番・中村晃選手に適時打が飛び出し、福岡ソフトバンクが試合序盤で3点のリードを奪った。

先制を許した千葉ロッテは4回裏。先頭の荻野選手が遊安打で出塁すると、続く角中選手が右翼フェンス直撃の適時三塁打を放ち、1点を返すことに成功。さらに、6回裏。再び先頭の荻野選手が今度は投失で出塁すると、すぐさま盗塁を決め、無死2塁の好機を作る。この場面で3番・角中選手に2打席連続適時打となる中前適時打が飛び出し、千葉ロッテが1点差に詰め寄る。

しかし、福岡ソフトバンクは8回裏に岩嵜投手、9回裏に守護神・サファテ投手がそれぞれ3者凡退に抑える完璧な投球で逃げ切り、1点差ゲームを制した。先発のバンデンハーク投手は7回を投げて被安打5、奪三振7、与四死球0、失点2の好投で今季10勝目を挙げ、来日初の2桁勝利を達成した。敗れた千葉ロッテは中継ぎ陣が無失点でつないだものの、あと1点が遠かった。

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