ミランダが7回途中を1安打に抑える好投
福岡ソフトバンクが5連勝で、試合のなかった首位埼玉西武との差を6ゲーム差とした。23日、本拠地ヤフオクドームでの北海道日本ハム戦。5回にグラシアルのソロ本塁打で奪ったリードを、ミランダ、石川、加治屋、森の完封リレーで守り抜いた。
均衡を破ったのは、故障者続出の中でチームを救ってきたキューバ人助っ人だった。5回2死で打席に立ったグラシアル。ここまで粘投していた北海道日本ハム先発のマルティネスが投じた、1ストライクからの2球目、外角高めのストレートを逃さなかった。快音を響かせた打球は右翼ホームランテラス席へ消える先制の8号ソロ。これが決勝点になった。
こちらもキューバ出身の先発ミランダは7回途中まで北海道日本ハム打線を近藤の内野安打1本に抑える好投。4つの四球を与えたものの、決定打を許さず。7回2死一塁でバトンを受けた石川、8回の加治屋も無失点で繋ぐと、8回には中村晃の適時打などで加点。9回の森も無失点と、見事な完封リレーでリードを守った。森は32セーブ目とし、オリックス増井と並びリーグトップに立った。
北海道日本ハムは2位の福岡ソフトバンクを相手に痛い敗戦。先発のマルティネスが8安打4四死球を許しながら、ソロ本塁打のみの1失点に抑えながら、打線が全く反撃できず。福岡ソフトバンク投手陣の前に、わずか2安打に終わり、零封負けを喫した。これで福岡ソフトバンクとの差は5ゲーム差に拡大。逆転優勝はおろか、2位も厳しい状況となった。
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