埼玉西武は3位以上が決まりクライマックスシリーズ進出も決定
埼玉西武に優勝マジック11が点灯した。17日、本拠地メットライフドームで行われた福岡ソフトバンク戦。初回に栗山の満塁弾でいきなり4点を先制し、そのまま逃げ切り勝ち。2位福岡ソフトバンクとの首位攻防戦で3連勝を飾って、その差を6.5ゲームに広げ、ついにマジック11が点灯し、クライマックスシリーズ進出も決めた。
3連戦の3試合目も、“獅子脅し打線"が初回に火を噴いた。先頭の秋山が中前安打で出塁し、2つの四球で満塁とすると、栗山がミランダからバックスクリーンへと飛び込む先制のグランドスラム。15日の初戦が3得点、16日の2戦目が4得点、そしてこの日の3戦目は栗山の7号満塁弾で4得点と、3試合連続で初回に複数得点を奪った。
先発のウルフは3回先頭の明石のライナーが右太ももに直撃して降板。だが、スクランブル登板となった武隈が4回途中まで無失点の好リリーフを見せると、増田、小川と必死のリレーで福岡ソフトバンクの反撃を凌いだ。7回には中村が26号3ランを放って点差を6点に広げ、鷹にトドメを刺した。
福岡ソフトバンクは、勝負の首位攻防戦3連戦でまさかの3連敗を喫した。初回、守備の要で打撃好調だった今宮が脚を痛めて負傷交代。その直後に先発のミランダが栗山に満塁弾を浴びて3試合連続で初回に大量点を奪われた。前日の練習中に左側頭部に打球が当たった柳田、そして今宮を欠いた打線はホームが遠かった。7回にスアレスが3ランを浴びて万事休す。自力Vが消滅。埼玉西武にマジック点灯を許し、連覇が遠のいた。
記事提供: