9月16日、メットライフドームで行われた首位・埼玉西武と2位・福岡ソフトバンクによる直接対決の2戦目は、2回までに8得点の猛攻を見せた埼玉西武に軍配。昨日に続く勝利で連勝を飾った。
試合は初回から動きを見せる。1回表、埼玉西武の先発・今井投手がいきなり得点圏に走者を背負うピンチを迎えるが、右翼手・金子侑選手の好守に守られながら無失点で切り抜ける。そしてその裏、埼玉西武の強力打線が福岡ソフトバンクの先発・大竹投手に襲い掛かる。
まずは先頭の秋山選手が初球を中前へ運ぶと、続く源田選手が「ランナー1塁の場面だったので思いっきり引っ張れたのがよかった」という適時三塁打を放ち1点を先制。3番・浅村選手も適時二塁打で続き、さらに4番・山川選手からは「いい流れに乗れました」と語る左翼席への41号2ランが飛び出し、初回に一挙4得点と埼玉西武が幸先の良いスタートを切る。
勢いに乗った獅子の打線は2回裏にも猛攻を仕掛ける。先頭の金子侑選手が四球を選び、盗塁を決めて得点圏に進むと、2番・源田選手が2打席連続の適時打で1点を追加。続く浅村選手も安打で続き、4番・山川選手も左前へ適時打を放ち、この回2点目。
まだ猛攻は続き、2死1,3塁の場面で2番手・高橋礼投手がマウンドに上がるも、6番・中村選手が中前へ2点適時打を放ち、この回も4得点。8対0と埼玉西武が2回までに大きくリードを広げる。
反撃したい福岡ソフトバンクは3回表、牧原選手、今宮選手の連打で、2死1,3塁の好機を作ると、今井投手の暴投で1点を返す。さらに4回表、グラシアル選手がフェンス直撃の二塁打で出塁し、四球などで2死2,3塁とする。ここで、8番・明石選手が右前へ2点適時打を放ち3対8。福岡ソフトバンクが点差を5点に縮めた。
さらに追い上げたい福岡ソフトバンクは8回表。4番手・マーティン投手から長谷川勇選手の二塁打、上林選手の内野安打で2死1,3塁の好機を作ると、続く8番・明石選手が右翼へ適時二塁打を放ち1点を追加。スコアを4対8とした。
最終回のマウンドには守護神・ヒース投手が上がり、大きなピンチを迎えるが福岡ソフトバンクの反撃を最少失点で封じてリードを死守。3回以降は無得点に抑え込まれた埼玉西武打線だったが、2回までの8得点が最後まで相手に重くのしかかり、8対5で勝利した。
昨日の試合は郭投手の3年ぶりとなる白星で試合を制し、今日は今井投手の力投で勝利。直接対決で連勝を果たし、これで両者のゲーム差は5.5に。明日の試合は埼玉西武がウルフ投手、福岡ソフトバンクがミランダ投手による投げ合いが予定されている。
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