9月15日、メットライフドームで行われた埼玉西武と福岡ソフトバンクの首位攻防戦初戦は、2試合連続の2桁得点を挙げた埼玉西武が勝利。大事なカード初戦をものにし、2位・福岡ソフトバンクとのゲーム差を4.5に広げた。
先制したのは、首位・埼玉西武だった。1回裏、振り逃げ、内野安打、死球で1死満塁とすると、福岡ソフトバンク先発・千賀投手の暴投でまずは1点。そしてなおも1死2,3塁から、5番・栗山選手が適時二塁打を放って2点を追加。初回から3対0と、埼玉西武がリードを握る。
援護をもらった埼玉西武の先発・郭投手は、2回表に5番・グラシアル選手に一発を浴びたものの、4回までに4三振を奪う力投を披露。5回表には今宮選手の適時打で2点目を失ったが、3対2とリードを守り、勝利投手の権利を得た。
1点差に迫られた直後の5回裏、埼玉西武は浅村選手が自身最多に並ぶ27号3ラン、4番・山川選手が39号ソロを放つ。2者連続アーチでこの回4得点を挙げ、7対2とすぐさまリードを広げた。
6回表、福岡ソフトバンクが川島選手の適時打で1点を返すが、埼玉西武は継投策でそれ以上の反撃を許さない。6回途中からマウンドに上がった3番手・平井投手が、投手強襲の球を気迫で止めてピンチを切り抜けると、7回表は増田投手、8回表はマーティン投手がともに打者3人で終えた。
打線も、6回裏に2番・源田選手の適時打などで2点を追加し、8回裏には4番・山川選手の40号2ランでダメを押した埼玉西武。8点リードの9回表は、6番手・野田投手が2本塁打を浴びたものの、最後は代打・西田選手から空振り三振を奪って試合終了。
埼玉西武と福岡ソフトバンクの首位攻防戦初戦は、自慢の打線が12安打11得点と本領を発揮した埼玉西武が、11対5で勝利を収めた。
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