7点ビハインドの9回に“センター前二塁打”「今季20本目の二塁打」
エンゼルス大谷翔平投手は13日(日本時間14日)、「4番・DH」で先発出場した本拠地マリナーズ戦で、7点ビハインドの9回に“センター前二塁打”を放った。マイク・トラウト外野手と連続の弾丸二塁打となったが、大谷の一撃で代走マイケル・ハーモシヨは本塁に生還できず。実況も「連続二塁打で無得点は珍しい」と首を傾げていた。試合はエンゼルスが2-8で敗れ、プレーオフ進出の可能性が消滅した。
最後の最後に見せ場を作った。1-8と大差がついた9回。先頭トラウトが二塁打を放つと、大谷も続いた。2ストライクと追い込まれてから、3球目の低めの84マイル(約135キロ)の変化球に快音を響かせる。右中間に飛んだ弾丸ライナーに、中堅手のエレディアが果敢にダイビングキャッチを狙うも叶わず。快足を飛ばした大谷は今季20本目の二塁打を記録した。
地元ロサンゼルスで試合を中継していたテレビ局「FOXスポーツ・ウェスト」の解説者でエンゼルスOBのマーク・グビザ氏はこの一打に「再びうまく打ちましたね。ボールは強打されながらオオタニのバットから放たれました。今季20本目の二塁打で本塁打は19本です」と唸るように語った。
「強烈な当たりでした。ボールが落ちるのを確認すると、アフターバーナー点火です。スライディングで二塁打です」
一塁を回るタイミングで一気に加速した大谷の韋駄天ぶりを称賛したグビザ氏だったが、実況のビクター・ロハス氏はある疑問を呈した。
「連続二塁打で得点できないというのは珍しいですね」
マイク・トラウト外野手に代わって二塁代走にはルーキーのハーモシヨが投入されていたが、三塁でストップした。大谷の痛烈な打球に、相手中堅手のエレディアは果敢にダイビングキャッチにチャレンジ。あとわずかでファインプレーだったために、エルモーシオのスタートが遅れていた。
グビザ氏も「確かに、あまり起きない状況ですね」と語った。4打数1安打で終わった大谷だが、1打点を損する格好となったようだ。
記事提供: