9連戦の初戦を制した辻監督「選手たちもここまで十分…」

パ・リーグ インサイト

2018.9.14(金) 22:21

埼玉西武ライオンズ・辻発彦監督(C)Full-Count
埼玉西武ライオンズ・辻発彦監督(C)Full-Count

-9連戦の初戦、エースの快投と3本のホームランで白星スタートとなりましたが、振り返っていかがでしょうか?

(辻監督)よかったです。選手たちにとっても今日からの戦いが重要だったと思うのですが、雄星が投げて、初回に3点取ったのが非常に大きかったですね。

-まずその菊池雄星投手ですけれども、このところ2試合の不安を一掃するような8回2安打1失点というピッチング。いかがだったでしょうか?

(辻監督)やはり脇腹をこの数試合本人が気にしている所があって、気候的なこともあるでしょうけど、今日はそういうこともなく、非常にバランス良く、力まず良いフォームで投げられていたと思います。

-初回から雄星投手も真っすぐで押して、変化球を低めに集めて、まったく相手を寄せ付けないピッチングだったと思いますけれども?

(辻監督)私もピッチャーじゃないから詳しいことはわかりませんけど、投げているのを見て、スライダーでもストライクを取るスライダーと腕を振ってカウントを取るスライダーと、フォームが安定しているせいか指先の感覚が良かったようには見えましたね。

-勝負の9月に入って、雄星投手本来の姿を取り戻してくれたような今日のピッチング、いかがだったでしょうか?

(辻監督)これから最後の試合まで、まだまだ彼の力からしたら良いピッチングができると思うので、残り全試合もこういうピッチングをしてくれればいいかなと思います。

打線、そして今後については

-そして打線の方では、心配された浅村選手が初回に見事な先制タイムリーツーベースでしたけれども?

(辻監督)やっぱりキャプテンの執念ですよ。食らいついていって、あの1点が非常にチームの雰囲気を良くしてくれましたし、その後の山川も見事なホームランで3点というのが非常にこのチームにとっても大きかったし、雄星にとっても大きな3点になったと思います。

-そして今日もまた中村選手がホームランにツーベースと、9月に入っても頼もしい活躍が続きますね?

(辻監督)友哉のも打った瞬間のホームランだったんですけれども、中村のホームランもランナー2人を置いてのライトへの素晴らしいホームランで打った瞬間でしたからね。非常に頑張ってくれてます。本当に体も疲れてるんですよ。ずっと出ずっぱりで、良くヒットもホームランも打ってますから塁に出てるんでね。そういうところも、体的には非常に疲れてると思うんですけれども、本当に気持ちが強いというか、勝っているんでしょうね。

-そして終盤で奪った秋山選手、源田選手という1・2番での得点というところも、また明日以降につながる勢いになると思います。

(辻監督)非常に心配していた1・2番が、1カ月以上低迷していて、今日も秋山のフリーバッティングを見ている中でちょっと感じが良くなってきたんで、ゲームで打てればいいなと思っていて、本来の秋山らしい一塁線を抜ける当たりを芯でとらえていくというのが出て、調子も上がってきているんじゃないかと思います。

-本拠地に戻って9連戦の初戦で首位チームの強さ、ファンの皆様にも見せることができたと思いますが、この辺りはいかがでしょうか。

(辻監督)今日は絶対に負けられない試合だったので、そういう意味では選手達も頑張ってくれましたし、ファンの力も大きかったと思います。

-明日、いよいよ2位・ホークスを迎えての直接対決になりますけれども、明日に向けて一言お願いします。

(辻監督)本当に天王山というゲームになりますよね。そういう意味では、選手たちもここまで十分突っ走ってきましたから、選手たちが全力でやってくれる、そこだけだと思います。結果は問わずに出し切って、1試合1試合これからの打席であったり投球であったりを全力でやってくれれば、あとは結果だと思ってますので、頑張りたいと思います。

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