最後の達成者は今から12年前。遠ざかるオリックスの“外国人投手”による記録とは

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2018.9.9(日) 20:44

オリックス・バファローズ アルバース投手(C)PLM
オリックス・バファローズ アルバース投手(C)PLM

最後に達成したのは遠い昔…。オリックスの外国人投手から今季も2桁勝利達成者は現れないのだろうか。

外国人投手は3人体制で臨んでいる今季。新外国人のアルバース投手が5月1日の埼玉西武戦から6月26日の埼玉西武戦にかけて自身7連勝を達成するなど、前半戦だけで9勝を挙げる大活躍。10勝は単なる通過点で、ペース的に15勝以上の勝ち星を積み重ねるのではないかと予想された。

しかし、オールスター明けは5試合に登板して未勝利。10勝に王手をかけてから7試合に登板したが、その間は1つも白星を挙げることができず。8月14日の登板を最後に一軍登録を抹消された。

10勝に王手をかけながら未到達の投手が他にも…

10勝に王手をかけながら勝てなかった外国人投手でいえば、ディクソン投手が当てはまる。2013年にオリックスへ入団したディクソン投手は2年目の2014年から3年連続で9勝と、“10勝の壁"を突破できずに3度にわたって跳ね返されてきた。

9勝を挙げてからのディクソン投手は、2014年が3試合、2015年が0試合、2016年が6試合に登板したが、1度も白星を手にすることができなかった。

さらにさかのぼっても、過去10年間で2桁勝利を挙げた外国人投手はおらず。オリックスで最後に2桁勝利を挙げた外国人投手は、2006年に10勝をマークしたデイビー投手で、12年も前の話となる。今季の残り試合数は18。2桁勝利に最も近いアルバース投手は、10勝目を手にすることができるだろうか。

●2007年
8勝 デイビー
3勝 カーター
2勝 セラフィニ

●2008年
4勝 オルティズ
0勝 コロンカ、ヤング

●2009年
1勝 ボーグルソン
0勝 レスター

●2010年
2勝 レスター

●2011年
8勝 フィガロ
3勝 マクレーン
1勝 朴

●2012年
5勝 マクレーン
4勝 マエストリ
0勝 ミンチェ、フィガロ

●2013年
8勝 ディクソン
7勝 マエストリ
0勝 シュルツ、ミルズ、ミンチェ

●2014年
9勝 ディクソン
3勝 マエストリ

●2015年
9勝 ディクソン
5勝 バリントン
0勝 マエストリ

●2016年
9勝 ディクソン
0勝 コーディエ、ミッシュ

●2017年
8勝 ディクソン
2勝 コーク、ヘルメン
0勝 ウエスト

●2018年
9勝 アルバース
4勝 ディクソン
2勝 ローチ
※一軍登板した外国人のみ

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