福岡ソフトバンク今宮、唯一の得点叩き出す 「いい影響を及ぼす試合になった」

Full-Count 藤浦一都

2018.9.9(日) 19:03

福岡ソフトバンク・今宮健太【写真:藤浦一都】
福岡ソフトバンク・今宮健太【写真:藤浦一都】

「ホークスらしい試合は増えた。2週間の遠征、そこが勝負です」

福岡ソフトバンクの今宮健太内野手が9日のオリックス戦でチーム唯一の打点をマークした。今宮が叩き出した貴重な1点をチームが1つになって守り抜いた試合となった。

オリックスの先発・西勇輝の粘りの前に、チャンスを作っても得点できない福岡ソフトバンク。5回、今宮が嫌な流れを断ち切った。先頭の甲斐拓也が四球で出て、上林誠知が1球で得点圏に進めた。絶好調の牧原大成が三振に倒れ、2死二塁で打席に立った今宮は、カウント1-1からの3球目をレフト前に運ぶ先制タイムリー。

「いい当たりではなかったけど、点が入って良かった」という今宮。お立ち台から戻ってくると「バンデンさまさまですよ。いいテンポで投げてくれた。(2回に)先制のチャンスを潰して、嫌な流れがある中で1点で勝てた。(これからの戦いに)いい影響を及ぼす試合になったと思います」と、自分のことよりもチームとして、しぶとい勝ち方ができたことを喜んだ。

好調の理由は7月の抹消

前日には2桁に到達する10号3ランで試合を決定づけ、この日は両チームを通じて唯一の得点を叩き出した。シーズンの終盤にきて好調さをキープできているのも「7月の抹消があったから。自分を一から見直すことができたから」だという。

「シーズンが始まって遠征に行くと、トレーニングできない時期もあったし自主トレからやってきたものが手薄になっていました。あの(抹消された)1か月がいいリフレッシュになりましたね」

抹消された期間にしっかりとトレーニングを積むと同時に、メンタル面も整理できた。「結果が出ずに自分で自分を追い込んでいたし、自分でイライラしていたところもあった」という今宮だが、1軍に復帰してからは「前半に仕事ができなかったので何とかしたいという気持ちがある」という。

「ホークスらしい試合が増えてきた。ここからはチームが1つになることが大事。2週間の遠征、そこが勝負です」と強く言い切る姿には、リーダーとしての頼もしさが感じられた。

記事提供:Full-Count

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