城島の日本人野手1年目最多本塁打記録までM1
エンゼルス大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、敵地レンジャーズ戦に「3番・DH」でスタメン出場し、5回に2試合連続となる17号アーチをかけた。右翼スタンドに着弾した大きなアーチは、MLB公式データ解析システム「スタットキャスト」導入の2015年以来、エンゼルスでは最大の発射角45度を記録する“ムーンショット"だった。MLB公式サイトで「スタットキャスト」を担当するデービッド・アドラー記者が自身ツイッターで伝えた。
まさに月にも届きそうな一発だった。5-0で迎えた5回、先頭で打席に立った大谷は、レンジャーズ2番手のビベンス=ダークスと対戦。フルスイングで捉えた初球90.3マイル(約145キロ)速球は、大きな弧を描きながら右翼スタンドに入った。
アドラー記者は「オオタニのムーンショット本塁打は、初速107.3マイル(約173キロ)、発射角45度。スタットキャスト導入の2015年以来、エンゼルスで最大発射角」と伝えた。
この日の試合前に右肘靱帯に新たな損傷が見つかり、トミー・ジョン手術の可能性を伝えられたが、そんな残念なニュースを自ら吹き飛ばすような豪華アーチとなった。大谷はこの一発で、城島健司(マリナーズ)が記録した日本人野手の1年目最多本塁打記録の18本に残り1本と迫った。
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