9月4日、北海道・旭川で行われた北海道日本ハムと埼玉西武の2連戦初戦は、打線が集中打を放った埼玉西武が勝利。先発の多和田投手はリーグトップタイの13勝目を挙げた。
先制したのは北海道日本ハムだった。1回裏、先頭の西川選手が粘って四球を選ぶと、4番・中田選手が埼玉西武先発・多和田投手からライナー性の25号2ラン。幸先よく2点を先制する。
しかし、ここから埼玉西武が首位の意地を見せた。3回表、浅村選手の内野ゴロの間に1点を返すと、2死3塁から5番・中村選手が逆転の24号2ラン。5回表には、中村選手と森選手の連続適時打でさらに2点を加え、試合中盤で5対2とリードを広げる。
反撃したい北海道日本ハムは、5回裏に近藤選手の適時打で1点を返すが、7回表に栗山選手の適時打と斉藤彰選手の押し出し四球でダメ押し。4点リードを握った埼玉西武は、6回途中から野田投手、マーティン投手とリレーをつなぎ、中堅手・秋山選手のホームランキャッチなどもあり、北海道日本ハム打線を封じた。
9回裏は、守護神のヒース投手が3者凡退に締めて試合終了。「旭川決戦」の初戦は、7対3で埼玉西武が勝利した。
勝利した埼玉西武は、先発の多和田投手が6回途中3失点でリーグトップに並ぶ13勝目をマーク。打線も14安打7得点と力を発揮した。敗れた北海道日本ハムは、先発の堀投手が5回途中5失点。幸先よく先制したものの、その後は打線がつながらず。逆転負けを喫した。
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