9月2日、ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテと北海道日本ハムのカード最終戦は、3対2で北海道日本ハムが勝利。先発が試合を作り、中継ぎ陣が無失点でつなぎ、西川選手の一発で逆転と、各々が仕事を果たして同一カード3連勝を飾った。
試合は両先発の好投により、投手戦となった。先制に成功したのは千葉ロッテ。3回裏1死から8番・田村選手、9番・加藤選手、この日1番に座った中村選手が、北海道日本ハム先発のマルティネス投手を捉えて3連打。大胆な打順変更が功を奏し、試合序盤で1点を奪う。
先制点をもらった千葉ロッテ先発・種市投手は、5回無失点の好投でその1点リードを守り、初勝利の権利を持って降板。19歳右腕のためにも追加点が欲しい千葉ロッテ打線は5回裏、3番・角中選手の適時二塁打で追加点を挙げ、スコアを2対0とした。
しかし、2点を追う北海道日本ハムが試合終盤に意地を見せた。7回表、犠飛で1点差に迫ると、8回表には5番・レアード選手が値千金の同点打。スコアを2対2とし、試合を振り出しに戻す。
2対2の同点のまま迎えた最終回。サヨナラに持ち込みたい千葉ロッテは9回表を内投手に託したが、1番・西川選手が自身初の2桁本塁打に到達する第10号勝ち越し弾。北海道日本ハムが土壇場で、この試合初めてリードを握ることに成功する。
9回裏、何とか反撃したい千葉ロッテだったが、北海道日本ハムの4番手・石川直投手が走者を背負いながらも無得点に抑えてゲームセット。千葉ロッテと北海道日本ハムのカード最終戦は、北海道日本ハムが3対2で逆転勝ちを収め、今カード3連勝を決めた。
勝利した北海道日本ハムは、先発のマルティネス投手が6回2失点と試合を作り、公文投手、宮西投手も無失点リリーフ。粘って、西川選手の決勝弾による逆転勝ちを呼び込んだ。敗れた千葉ロッテは、初勝利を目指した先発・種市投手が好投を見せたものの、後続がリードを守り切れなかった。
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