◇北海道日本ハム対オリックス 第12回戦（15日・エスコンフィールド）

　オリックス・寺西成騎投手がプロ初登板のマウンドで、3回2安打無失点の好投を披露した。

　1回裏、2者連続四球で無死1、2塁のピンチを招いたが、落ち着いて後続を打ち取り無失点で切り抜けると、2回裏は、先頭打者に安打を許しながらも、併殺打と三振で打者3人に抑える。3回裏にも、安打とゴロで2死2塁とするも、清宮幸太郎選手を3球でゴロに打ち取り、3回46球2安打2四球1奪三振無失点でマウンドを降りた。

　寺西投手は日本体育大学からドラフト2位でオリックスに入団。大学3年春のリーグ戦では、5勝0敗をマークし、MVPに輝いた。今季はここまで二軍で7試合で先発登板し、防御率2.86の成績を残している。

◇寺西投手 コメント
「登板前はそこまで緊張することもなく、楽しみな部分と半々でした。オープン戦で登板させていただいたこともあり、その時よりは緊張せずに試合に入れたかなと思います。初回、2つのフォアボールを出してしまいましたが、若月さんに“ゾーンで勝負しよう”と言ってもらって、そこからは若月さんのミットに自分のボールを投げ込むことに集中しました。バックのみなさんの良い守備にも助けてもらい、なんとか0で帰って来られたことはよかったと思いますが、もっと長いイニングを投げられるように、これからまたがんばりたいと思います」

文・薗田陽和

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