工藤監督「ボールの走りはすごくいい」
福岡ソフトバンクの松本裕樹投手が27日、ヤフオクドームのマウンドで投球練習を行った。途中で若田部健一投手コーチを打席に立たせて42球を投げ込み、予定されている29日の千葉ロッテ戦の先発に備えた。
先発陣の練習が行われたこの日、アップを終えた松本はユニフォームに着替えてマウンドに立った。8月12日の北海道日本ハム戦(ヤフオクドーム)で今季初勝利を挙げた後、一旦登録を抹消されたが、29日の千葉ロッテ戦で先発起用される予定だ。
倉野信次投手統括コーチは「今日はヤフオクドームも使える日だったので、念には念を入れてマウンドで投げさせた」という。
前回登板から約2週間が経つが、その間もしっかりとコンディションを整えた。「調子の良さをキープするというよりも、常にいい方向を目指して、感覚のいいものを取り入れてきた」と自信をもってマウンドに上がる。
チームは9連勝中だが「勢いがあって、打線も好調。先発も人数が揃っていい流れできていると思います。先発の人数的なものもありますが、(先発の競争の)相手というよりは自分のピッチングをしっかりやるだけです」と松本。
マウンドでの投球を二塁ベース付近から見守った工藤公康監督は「肘の張りが出たということだったがボールの走り自体はすごくいい。彼にすべてを背負わせるつもりはないので、いけるところまでいってくれたらいい。あとはみんなでしっかり勝ちにいく」と、あくまでも勝ちにこだわりながらも、松本には思い切り投げることだけを求めていた。
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