千賀の好投で今季最長7連勝 ホークス工藤監督「初回から気合が入っていた」

Full-Count 藤浦一都

2018.8.24(金) 22:58

ホークス・工藤監督【写真:藤浦一都】
ホークス・工藤監督【写真:藤浦一都】

嘉弥真&加治屋&森の救援陣も称賛「みんな集中して投げてくれた」

24日、福岡ソフトバンクが首位・埼玉西武との3連戦の初戦を制した。先発の千賀滉大が12個の三振を奪う好投で10勝目。今宮健太の先頭打者本塁打と柳田悠岐の勝ち越し弾で3点を奪うと、嘉弥真新也、加治屋蓮、森唯斗の救援陣3人も見事な仕事で1点差ゲームをものにした。

6連勝でこのカードを“首位決戦"に持ち込んだ以上、それに相応しいゲームをしなければならない。そんな気合いがチーム全体にみなぎっていた。しかし、それは相手先発の菊池雄星も同じだ。メジャーのスカウトが大挙して押しかける中、何とかして福岡ソフトバンクからの初白星をもぎとろうと懸命に投げていた。

工藤公康監督は開口一番「緊張感のあるいいゲームをみんながしてくれたと思います」と語った。その表情は、ホッとしたというよりもまだ試合の興奮を引きずっているようにも見えた。

先発の千賀について「初回から気合が入っていましたね。今日は何とかするんだという思いが伝わってきた。よく投げてくれたと思います」と称えると、3年連続となる2桁勝利到達に「おめでとうございます。でも、まだシーズン途中なので、1つでも多く勝ってほしいですね」とさらなる白星の上乗せを求めた。

また、先頭打者初球本塁打を放った今宮健太については「この間も非常にいい決勝タイムリーを打ってくれたし、左の菊池くんということもあって1番にしました。見事なホームラン。初球から勇気をもって振ってくれた。一番嫌なのは(相手)ピッチャーだし、みんなにも勇気を与えたと思います」と話した。

さらに勝利の要因の1つに嘉弥真以降の3人の中継ぎ陣を挙げ「ここのところ連投が続いている中で、みんな集中して投げてくれました。疲れもあるでしょうが、よく投げてくれたと思います」と称賛。特にピンチに見事な火消しを演じた嘉弥真には「左打者のインサイドにしっかり投げ切れているので、その意識づけで外が遠く見えるんでしょうね」と分析した。

埼玉西武とのゲーム差はまだまだ大きいが、これでチームは7連勝。「今日勝てたのは大きいですけど、また明日しっかりと自分たちの野球をやってみんなで頑張ります」と決して浮かれる様子は見せなかった。

記事提供:Full-Count

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