8月24日、ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテとオリックスのカード初戦は、3対1でオリックスが勝利。終盤に見事な逆転劇を見せ、千葉ロッテに粘り勝ちした。
10メートルを超える強風の中で幕開けた今日の試合。千葉ロッテ先発・二木投手は1回表からピンチを背負ったものの、2者連続三振を奪って無失点で切り抜ける。その裏、オリックス先発・ディクソン投手も制球を乱して得点圏に走者を進めたが、こちらも連続三振で先制を許さなかった。
風は時折15メートルを超えるなど勢いを増すが、両投手ともに初回以降は落ち着きを取り戻し、スコアボードに0を並べていく。
5回裏、千葉ロッテが試合の均衡を破る。先頭の鈴木選手が死球で出塁すると、犠打で進塁。そしてここで8番・田村選手がチーム初安打となる適時三塁打を放って、千葉ロッテが1点を先制した。
その後もオリックス打線をテンポよく封じ、このまま千葉ロッテが逃げ切るかに見えた8回表、オリックスが反撃に出る。2死から、連打と敵失で好機を引き寄せると、ここで代打・中島選手が値千金の逆転適時打。さらに千葉ロッテ右翼手・平沢選手の落球でもう1点を追加する。スコアを3対1とし、土壇場で試合をひっくり返した。
試合は最後まで手に汗握る展開となった。逆転を許して、このままでは終われない千葉ロッテは9回裏、2死満塁の絶好機を作って代打・福浦選手を送る。しかし、オリックス守護神・増井投手に反撃を抑え込まれて試合終了。千葉ロッテとオリックスのカード初戦は、終盤で打線がつながったオリックスが3対1で勝利した。
接戦を制したオリックスは、7回1失点と好投していた先発・ディクソン投手を終盤に援護し、8月9日以来の4勝目をプレゼント。敗れた千葉ロッテは先制点こそ奪ったものの、8イニングスで1安打と、終盤まで力投していた二木投手を楽に投げさせることができなかった。
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