【試合戦評】石川投手が7回1安打無失点の好投。完封勝ちの福岡ソフトバンクが両リーグ最速の50勝到達

パ・リーグ インサイト

2017.7.4(火) 00:00

前カードで首位・楽天を相手に勝ち越した福岡ソフトバンクは今日から本拠地でオリックスとの2連戦を迎える。福岡ソフトバンクの先発マウンドには、自身5度目の先発登板となる石川投手。前回登板で7回無失点に抑えて3勝目を挙げており、今日も力強い直球を武器に首位を狙うチームの勝利に貢献したい。対するオリックスの先発は西投手。現在3連勝中と好調なチームの勢いに乗り、自身も今季4勝目を狙いたい。

初回、石川投手は四球で走者を1人出すものの、打たせて取る投球で無失点に抑える上々の立ち上がり。一方の西投手も福岡ソフトバンク打線を相手に、2奪三振を含む3者凡退に抑える完璧な立ち上がりを見せる。

試合が動いたのは2回裏。デスパイネ選手の四球と中村晃選手の安打で1死1,3塁の好機を作ると、7番・上林選手の犠飛で福岡ソフトバンクが先制に成功する。さらに、3回裏。今宮選手とデスパイネ選手の安打で2死1,2塁の好機を演出。この場面で、5番・松田選手が右翼テラス席に飛び込む14号3ランを放ち、3点を追加。4対0とし、試合を優位に進める。

先発の石川投手も150キロ台前半の直球と切れのあるパワーカーブのコンビネーションが冴えわたり、オリックス打線を7回までわずか1安打に抑える好投を披露。7回の1死1,2塁のピンチを抑えたところで降板。8回からは中継ぎ陣に後を託す。

8回は岩嵜投手、9回はモイネロ投手が完璧な投球でオリックス打線に反撃の機会を与えることなく試合終了。このまま4対0で福岡ソフトバンクが勝利を収めた。

試合を制した福岡ソフトバンクは、今日の勝利で50勝。両リーグ一番乗りでの到達となった。先発の石川投手も7回を100球、奪三振5、被安打1、与四球2、無失点と完璧な投球で今季4勝目。打線も要所で勝負強さを見せ、首位浮上に向けて勢いの付く3連勝となった。一方、敗れたオリックスは石川投手を攻略出来ず、連勝が3でストップした。

記事提供:

パ・リーグ インサイト

この記事をシェア

  • X
  • Facebook
  • LINE