ふじみ野リトルシニア出身の埼玉西武・嶋1軍打撃コーチも喜び「誇りに思う」
埼玉西武ライオンズが主催した「ライオンズカップ 第7回中学硬式野球選抜大会」の決勝戦が21日にメットライフドームで行われ、ふじみ野リトルシニア(埼玉県ふじみ野市)が5-0で久喜リトルシニア(埼玉県久喜市)を下して初優勝を飾った。
ふじみ野リトルシニアは先発の大平泰地投手が完封。2点リードで迎えた6回には無死一、三塁のピンチを招いたが、自らの牽制などでしのいだ。その裏に決定的な3点を奪って快勝。ライオンズカップ初優勝を飾った。
大平は「中学生の大会で監督さんから背番号1をいただき、優勝することができて嬉しいです。ピンチもありましたが、しっかり腕を振ることができました。特にスライダーが良かったです。埼玉西武ライオンズの菊池雄星投手のようなピッチャーになりたいです!」と歓喜。
また、ふじみ野リトルシニアOBの西武・嶋重宣1軍打撃コーチは「素晴らしい試合運びで栄光を勝ち取ったこと、僕も誇りに思います。そして久喜リトルシニアの皆さん、惜しくも敗れてしまいましたが、準優勝おめでとうございます。ライオンズカップに出場された皆さん、ぜひ、この先も野球を続けてプロ野球選手になってこのスタジアムに戻ってきてください」と喜びのコメント寄せた。
ライオンズカップは「野球界の発展、普及に対する支援活動に積極的に取り組む」という考えの下、2012年から開催。各県の頂点に立つチームにプロ野球の本拠地でプレーする機会を提供することで、子供たちが野球を継続するきっかけになることを目的としている。
「将来の夢に向かって一生懸命活動している」
「所属団体の大会ではなかなか結果が残せない」
「地域の活動に積極的に参加、貢献している」
以上の3点の参加基準をもとに、埼玉県、栃木県、群馬県、茨城県内すべての中学硬式野球チームを対象に出場チームを選考。大会を実施してきた。
また、大会後には「小学生に硬式野球の楽しさを体験してほしい」という目的で、硬球を使って野球体験会をメットライフドームのフィールドで開催。ふじみ野リトルシニア、久喜リトルシニアの選手たちが少年野球チームに所属する6年生約100人とキャッチボールや打撃を行った。
記事提供: