2点を追う5回、2死満塁の絶好機で執念の同点打
■千葉ロッテ 6-4 埼玉西武(21日・東京ドーム)
北海道日本ハムから移籍してきた岡大海外野手が新天地で輝いた。千葉ロッテは21日、東京ドームの主催試合となった埼玉西武戦に6-4と逆転勝ちし、借金を2に減らした。
最大の殊勲者は、粘りの岡だった。先発の有吉が初回と4回に1点ずつを失った一方、首位・埼玉西武の勝ち頭で、リーグトップの千葉ロッテ・ボルシンガーに並ぶ13勝目を狙った多和田は、4回までわずか36球で2安打と千葉ロッテに反撃の糸口をつかませなかった。
しかし、5回に多和田が突然制球を乱し、福浦の死球をきっかけに連続四球で2死満塁。1番で先発した岡が実に15球も粘り、執念でストレートを中前に弾き返して同点タイムリーとした。
「夢中で自分自身、どうなっているかわからなかった。粘って何とかするしかないという気持ちでした」と岡。その粘りが、続く2番・藤岡裕の逆転打を生み、「大海さん(岡)が粘って裕大(藤岡)が繋いでくれたので、何とかしたいと思った」と3番・中村の今季5号3ランに結びついた。
この日は、ロッテ・オリオンズ誕生50周年を記念して「LOTTE50th」が行われた。左袖につけた「LOTTE50th」記念ロゴワッペンに、岡は「これからよろしく」と書いた。お立ち台では「最近悔しい思いをしていたので、ロッテで優勝へ、頑張ります」と宣言していた。
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