ファンからは絶好調の声も香月選手は…
ロッテ浦和球場から室内練習場に戻る途中、多くのファンから「絶好調男!」、「好調だね〜」というような声を掛けられた千葉ロッテの香月一也選手。
香月選手は14日と15日の北海道日本ハム戦で、2試合連続ライト場外へと消える本塁打を放つなど、8月は月間5本のアーチを描き、絶好調のように見える。ただ本人は「自分は全然好調とは思っていないです」とキッパリ。「良くもないし悪くもない。今は良い方向に向かっているところです」と冷静に自己分析した。
8月に入り本塁打を量産している香月選手の打撃練習を見ると、センターから反対方向への打球が多い。香月選手も「(逆方向を)意識しています」と話す。
その理由について「ゲームになると体が開きやすくなるので、体の開きをなくしていく癖づけをしています。そのため、練習では逆方向を意識しています」と説明した。そうした意識付けの成果が、本塁打という結果につながっているといえそうだ。
ヒットもしっかり打っていきたい
「ホームランだけじゃなく、ヒットもしっかり打っていきたい。守備でもチームの足を引っ張らないようにしっかりやっていきたい」。
打撃面では43試合の出場で、すでに二軍ではシーズン自己最多となる10本塁打をマーク。守備でも本職の三塁や二塁だけでなく、外野にも挑戦し出場機会の幅を広げようと汗を流す。
一軍ではルーキーの安田尚憲選手、1学年下の平沢大河選手が先にプレーを果たしているが、香月選手も一軍昇格に期待がかかる若手選手の一人。この夏、“ホット"な男の一軍昇格の日は、そう遠くはないはず。打って、守って、アピールし、一軍の切符をつかむことができるか注目だ。
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