真夏の天王山第2ラウンドは、1回、2回に埼玉西武が効果的に得点を重ねるが、2位・北海道日本ハムも必死に食らいつき、6回表には清水選手の犠飛などで勝ち越しに成功。どちらに流れが傾くか分からないシーソーゲームとなったが、最後は金子侑選手の走者一掃逆転三塁打で埼玉西武が第2戦を制した。1勝1敗で迎える直接対決第3ラウンドの注目ポイントを挙げていきたい。
【今季対戦成績】
埼玉西武→8勝8敗、北海道日本ハム→8勝8敗
【埼玉西武】ウルフ投手 11試合、4勝3敗 54.1回、30奪三振、33失点 防御率4.47
【北海道日本ハム】マルティネス投手 18試合、8勝7敗 117回、62奪三振、49失点 防御率3.38
埼玉西武はウルフ投手が先発。前回登板となった8月11日の東北楽天戦では7回無失点の好投を見せて今季4勝目をマークした。7月以降は安定感が増しつつあるベテラン右腕は前回登板に引き続き好投を見せることができるだろうか。
一方の北海道日本ハムの先発はマルティネス投手だ。8月は2試合に登板して防御率0.82と安定しており、なおかつ埼玉西武戦には今季3試合に登板し、2勝1敗、防御率1.00と安定感、相性共に抜群。持ち味を発揮すれば、自ずとチームは勝利に近付くはずだ。
打線では、埼玉西武は18日の試合で決勝点となる逆転三塁打を放った金子侑選手に注目したい。一時は二軍降格も経験したが、17日の北海道日本ハム戦からスタメン復帰。そして、18日の試合では決勝適時打を放つなど勝負強さも光る。帰ってきた金子侑選手が打撃の潤滑油として機能すれば、山賊打線はさらに破壊力が増すだろう。
一方の北海道日本ハムは18日の試合で3安打を放った淺間選手が1番に起用されて以降、打撃が好調だ。15日の千葉ロッテ戦で先制2ランを放つと、18日の試合では猛打賞の活躍。最近5試合の打率が.571と好調な淺間選手が、きっと打線をけん引してくれるに違いない。
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