代打で四球→二盗、スプリント速度は「約8.96メートル/秒」
エンゼルスの大谷翔平投手は14日(日本時間15日)、敵地パドレス戦で9回に代打で出場し、ストレートの四球を選んだ。その後、二盗に成功。直接得点には絡まなかったものの、エンゼルスは7-3で勝利して2連勝を飾った。米メディアは、今季6つ目となった大谷の盗塁のスピードが「エリートクラス間近」だったと伝えている。
ナ・リーグ本拠地での交流戦はDH制がないため、2試合連続ベンチスタートとなった大谷。6-3と3点リードで迎えた9回、無死一塁でピッチャーのジョンソンの代打として打席へ。しかし、右腕ウィンジェンターはストライクが入らず。2球目のボールでヤングが二盗に成功し、得点圏に走者が進んだものの、大谷は結局ストレートの四球を選んだ。
最後の1球は暴投でヤングは三塁に進んでおり、無死一、三塁に。続くカルフーンの打席で大谷はすかさず二盗に成功。エンゼルスはカルフーンの犠飛で追加点を奪取。後続は倒れ、大谷は生還することはできなかった。
これが今季6盗塁目となったが、盗塁失敗は未だなし。二刀流右腕のスピードは米国でも大きな注目を浴びており、MLB公式サイトの解析システム「スタットキャスト」のデビッド・アドラー記者はツイッターで以下のようにレポートしている。
「サンディエゴで行われた試合の9回、ショウヘイ・オオタニの二盗のスプリント速度は29.4フィート(約8.96メートル)/秒だった。もうご存知だろうが、これはMLB平均(27フィート=約8.23メートル/秒)を2フィート(約0.61メートル)以上も上回っており、エリートクラスの30フィート(約9.14メートル)超/秒に近い」
改めてそのスピードを印象づけた形だ。投手復帰も迫る中、打撃、そして走塁でチームに貢献する大谷。この先、スピードが「エリートクラス」に達することもありそうだ。
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