【試合戦評】投打が噛み合ったオリックスが夏の陣を制し、千葉ロッテとのカード勝ち越しを決める

パ・リーグ インサイト

2017.6.25(日) 00:00

昨日ほっともっと神戸で行われた千葉ロッテとの試合では、小島選手のプロ初本塁打が決勝点となり、白星を飾ったオリックス。カード勝ち越しを懸けた今日の先発マウンドには、西投手を送る。西投手は4月22日を最後に勝ち星を挙げられていない。一方の千葉ロッテの先発も、今季1勝6敗と苦しんでいる石川投手。両投手とも、本来の調子を取り戻すきっかけをつかむ投球が期待される。なお、「Bs夏の陣2017」と題し、ホームチームのオリックスは"闘真紅(ファイティングレッド)"の限定ユニフォームを着用して今日の試合に臨む。

初回、西投手は千葉ロッテ打線を3者凡退に抑える順調な立ち上がり。その裏、石川投手も走者を出しながらも無失点で切り抜ける。

2回表、早速試合が動いた。6月の打率が.327と好調の4番・パラデス選手が右前打で出塁。続く角中選手も安打でつなぎ、無死1,3塁と先制の好機を作ると、6番・ペーニャ選手の打席で敵失があり、千葉ロッテは思わぬ形で1点を先制する。

しかし4回裏、2死から4番・ロメロ選手が安打で出塁し、続くモレル選手が右中間フェンス直撃の適時二塁打。オリックスが同点に追い付き、試合を振り出しに戻した。

その後は両先発投手が好投を見せ、追加点を許さなかった。再び試合が動いたのは6回裏。先頭の小島選手が敵失で出塁し、続く駿太選手が犠打で1死2塁とすると、3番・小谷野選手が甘く入った変化球を捉えて適時二塁打を放ち、逆転に成功。さらに4番・ロメロ選手の適時二塁打でも1点を追加し、スコアを3対1とする。

勝利投手の権利を得た西投手は8回表、先頭の伊志嶺選手に二塁打を打たれるなどして無死1,3塁のピンチを招いてしまう。しかし、1番・サントス選手から三振を奪い、さらに加藤選手を2塁で捕殺、2番・三木選手を左飛に打ち取り、この回を無失点で切り抜ける。

8回裏にも、3番・小谷野選手の4号ソロ、4番・ロメロ選手の12号ソロで追加点を加えたオリックスが5対1で勝利し、今カードの勝ち越しを決めた。敗れた千葉ロッテだが、先発の石川投手は7回3失点の粘投。さらに3試合連続で四球の数が0と本来の制球も戻ってきた。石川投手に勝ち星を付けるためにも次回登板では、打線のさらなる援護を期待したい。

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