【試合戦評】メヒア選手の逆転2ランで、埼玉西武が逃げ切り勝ち。福岡ソフトバンクとのカードの勝敗を五分に戻す

パ・リーグ インサイト

2017.6.24(土) 00:00

「日本生命セ・パ交流戦」が終了し、昨日からリーグ戦が再開された。福岡ソフトバンクと埼玉西武の初戦は、柳田選手の3打席連続アーチや東浜投手の完封で、福岡ソフトバンクが快勝。2戦目となる今日の試合の先発は、6月17日の広島戦で自己最高の7回を投げ、2失点の好投を見せた松本投手だ。埼玉西武の先発は、交流戦から好調の十亀投手である。

初回、両軍の先発投手は変化球を決め球に、相手打線を無失点に抑える上々の立ち上がり。

試合が動いたのは2回裏。1死から5番・長谷川選手が二塁打で出塁し7番・中村晃選手も安打で続いて2死1,3塁とすると、8番・高田選手が低めの変化球を捉え、右前へ適時打。福岡ソフトバンクが幸先よく1点を先制した。

しかし、4回表、先頭の栗山選手が中前打を放つと、6番・メヒア選手が「チームにとっても大きなホームランなので、一気に勝ちたいね」と語るバックスクリーンへの逆転2ラン。主砲の一振りで試合をひっくり返すと、続く外崎選手も、外角の直球を逆方向へ打ち返し、右中間席に飛び込むソロを放つ。この回3点を挙げてスコアを3対1とし、先制を許した埼玉西武が試合の流れを奪い返した。

6回裏、福岡ソフトバンク打線が意地を見せる。先頭の松田選手が四球を選び、続く長谷川選手が安打を放って無死1塁3塁の好機を作ると、6番・上林選手の併殺打の間に3塁走者の松田選手が生還。福岡ソフトバンクが1点を返し、試合中盤で1点差に迫った。

埼玉西武はその後、7回裏を武隈投手、8回裏をシュリッター選手、9回裏をパ・リーグセーブランキング3位の増田投手に託し、1点リードを守り切る。何とか1点を返して同点に追い付きたい福岡ソフトバンクだったが、埼玉西武の勝ちパターンの前に抑えられ、試合はそのまま3対2で埼玉西武が勝利した。

埼玉西武が1点差の接戦を制し、連敗ストップ。先発の十亀投手は6回2失点の好投で、今季4勝目。敗れた福岡ソフトバンクは1点が遠く、今日の試合でカード勝ち越しを決めることはできなかった。明日の先発、バンデンハーク投手の好投に期待したい。

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